B.B.B. 激闘編
19の馬鹿 〜馬鹿狙うは暗殺者 前編〜



馬鹿一行にも晴れて彼女が出来て……それでも、やっぱり一行は『理不尽で不可解な行動』を巻き起こす……
これはそんな物語伝説の1つ。
天四斗あまよと、馬鹿研究所
ひや信子「おっはよ〜〜♪ダーリン」
抱きっ
馬鹿「わっ……ちょ、イキナリ抱きつくなって……」
凌霄花しのぎ・そうか「……信子ってあんなキャラだったかしら!?」
狗訴くそ「……いや、俺はちょっと分からないんだけど……」
霄花そうか「……ま、信子も元に戻ったみたいだし、いいとしますか」
狗訴くそ(いいのかな〜〜!?)
阿呆「……何これ!?……一体どういうこと!!?」
気がつけば阿呆だけ一人身……
馬鹿「阿呆、そこどけ!邪魔だ!」
阿呆「はい!?」
信子「な〜〜にアンタ……ダーリンがどいてって言っているんだからとっととどきなさい!!」
阿呆「は、はいっ!!」
何だか知らんが凄まじいプレッシャーを感じどく事にした阿呆
阿呆(くぅ〜〜〜、俺だって彼女作ってイチャイチャしたいのに〜〜!!おのれ!馬鹿!!)
・
・・
・・・
と、暫くの後
ジャリッ
天四斗あまよと、馬鹿研究所付近(ビルの屋上)
*「俺の名前は淺倉真あさくら・まこと……プロの暗殺者だ……今回のターゲットは馬鹿研究所の主、馬鹿……」
チャッ
ビルの屋上からスコープでターゲットを確認する漢(+盗聴器にて状況把握)
淺倉真あさくら・まこと「……ターゲットを確認……排除を開始する……」
パヒュンッ
信子「きゃ……キャアア〜〜〜!!!」
まこと「フッ……実に簡単な仕事だったぜ……」
馬鹿「……お〜〜い、驚いたのはいいからはやくどいてくれ……」
まこと「ちょ、ちょ待て!!」
盗聴器から聞こえる馬鹿の声に耳を疑う暗殺者……
サッ
すぐさま双眼鏡で確認するまこと……馬鹿研究所のガラスには弾痕が残っているも馬鹿は無事
まこと「なっ!?外した!!?……馬鹿な……今まで失敗したことの無いこの俺が!!?」
ガチャガチャッ
すぐさまライフルを分解、持ち運ぶまこと
まこと「俺はプロの暗殺者……プロの暗殺者は同じ場所で2度の狙撃は行わない……」
※この人……誰に言っているんだ!?
すぐさまその場を後にし……
まこと「第2狙撃ポイントに移る……俺はプロの暗殺者……プロの暗殺者たるもの1度のミスに慌てるような
 ミスはしない……すぐさま第2、第3のポイントに移り、必ずターゲットを排除する……それがプロの
 勤め!」
※だから、誰に説明してるんだ!?お前は……
……第2狙撃ポイント
まこと「……再び、ターゲットを確認……排除を開始する……」
パヒュンッ
信子「ダーリン♪」
抱きっ
馬鹿「わ〜〜」
チュイ〜〜ン
信子が馬鹿に抱きつき、そのまま押し倒したため狙撃失敗
まこと「だ〜〜!外した!!あの女邪魔!!くそっ!!えええい!!!……いかん、俺はプロの暗殺者……
 プロの暗殺者たるものいつ何時もイライラしてはならん……落ち着け……そして信じるんだ……
 ゲッ○ーの力を!」
※そこで何故にゲッ○ー!?
暫く気持ちを落ち着かせることに専念するまこと
まこと「……よし、第3狙撃ポイントへ移る……次こそは確実に!」
……と、言うわけで第3狙撃ポイントへと移るまこと
※なぁ、研究所のガラスなどに銃痕が残っていて誰も不審に思わないのかって?……そこは気にしちゃイヤン
 (おい!)
まこと「……俺はプロの暗殺者……プロの暗殺者はいかなるときもターゲット以外の人物を不用意に暗殺しては
 ならない……んだがなぁ……あの女……すっげぇ邪魔!!」
チャッ
ライフルを構えるまこと
まこと「……仕方ない……ここは例外としてあの女も一緒にまとめて消してしまうか……そう、全ての物事
 には例外が必要なのだよ……そうでなければ矛盾が生じてしまうからだ!」
※だ〜〜か〜〜ら〜〜、アンタ誰に解説しているんだ!!
まこと「……ターゲットを確認……」
……馬鹿は生命を守る事ができるのか……それとも、暗殺者、淺倉真あさくら・まことに殺されてしまうのか!?
……と、いうか、そもそもなぜ馬鹿は暗殺者に狙われることに!?


続

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