つくがく de SS
1時限目



ツクール学園・・・通称『つくがく』・・・そこは、数多のクリエイターさんが生み出したキャラが日々、
伝説を作っている学園・・・かもしれない・・・
そして、これはそんなつくがくへ伝説を作りに来たものの物語である。
*「・・・と、大層なことを言っているけど、人さまの作ったやらを勝手に動かすわけにもいかないので、
 貪藻矢射妥←ダイヤモンド作のキャラで参加したものだけのお話になるんだけどね・・・」
ぼへ〜〜〜っとしているオレンジ色の髪の男が語る
*「のっけから台無しじゃないか!」
蒼い髪の女が突っ込む!突っ込む!
*「あ〜〜〜っと、はじめまして、天然蛍あましか・けいだよ・・・」
*「むっ・・・私は氷菓子茜薙ひがね・せなだ・・・」
天然蛍あましか・けい「この物語はつくがくに参加した制作者がそのお礼にと突発的に考え出したものであり、Eighter
 本編とは何の関係もございません。あらかじめご了承ください・・・とカンペに書いてあるよ」
氷菓子茜薙ひがね・せな「カンペあるのか!?」
すかさず突っ込む茜薙せな
茜薙せな「・・・むぅ、しかし、何だ・・・セーラー服など初めて着るな・・・」
けい「へ〜〜〜〜、実は俺も、セーラー服を」
茜薙せな「お前、学ランだろ!」
けい「・・・????・・・セーラー服を着た茜薙せななんてはじめて見たって言おうとしたのに・・・」
茜薙せな「紛らわしい奴だ・・・」
・・・と、いうことはおいといて・・・
けい「じゃ、折角なんで学園に関する想いでなんかを語ってみようか」
茜薙せな「むぅ・・・学園・・・私は士官学校しか通ったことが無いのだがな・・・」
けい「大丈夫、俺なんて学生時代何やってたかなんてそもそも記憶にないから」
茜薙せな「それは大丈夫とは言わないッ!!」
けい「あ、分かった・・・じゃ、今から作ろう。『思い出がなければ作ればいいじゃない?』ってマリー・
 アントワネットも言っていたしね」
茜薙せな「言うか!」
と、いうわけで、さっそく教壇に向かうけい
けい「じゃ、授業を始めます・・・」
と、名簿を取り出すけい
茜薙せな「待て!なぜお前が教師サイド!?」
けい「え!?だって、俺、教員免許持ってるし」
茜薙せな「そうなのか!?」
初耳だ!と茜薙せな・・・そして、ほらほらっと免許証を見せるけい
茜薙せな「・・・『兇刃免許』って書いてあるぞ・・・何だ!?その怪しい免許は!?」
※武士道免許も随分怪しい免許ですよね・・・茜薙せな・・・
けい「殺し屋はこの免許を持って殺しを行わないと違法になるんだよ・・・」
茜薙せな「ほう・・・って待て!そもそも殺しが違法じゃないのか!?」
けい「殺しの現場で警官に出くわした際、この免許証を提示すると・・・」
茜薙せな「・・・すると?」
けい「相手は自分が素人じゃないとわかって身構えるんだよ・・・」
茜薙せな「何だ?!その自分を追い込む免許は?」
※余談ですが、Eighterにてそんな免許は一切登場しませんよ・・・
けい「・・・仕方がないなぁ・・・じゃあ、茜薙せなが教師やってよ・・・」
文句が多いなぁ・・・とか思いつつ席につくけい
茜薙せな「私がか!?」
むぅ、何を教えればいいんだ!?と困惑する茜薙せな・・・
とりあえず士官学校時代の出来事を思い出してみる。
思えばいろんなことを学んだものだな・・・人間界の歴史、天蓋てんがいあだの歴史、礦鬼あらがねおにに関して・・・神の力を
借りるには・・・
・・・そういえば、今、あいつはどうしているだろうか?・・・などと考えて・・・
茜薙せな「では、今日は私が、神の力について教えることとしよう。」
教壇に立つ茜薙せな
茜薙せな「神の力は正しい手順を踏み、そして、想いを使えれば誰でも行使できるようなものだ。だが、神の力を
 その身に宿す場合は話が違ってくる。」
神は人を思い、人は神を想う。つまり、神は人のことを気にかけ、見守っており、人は神に対して願い、祈りて
新たな神を模索する・・・故に人は誰でも神の力を行使できるのだとか・・・
茜薙せな「神の力を宿すには、その神の許可を得なければならない。まぁ、許可というか、正しくはその神に
 好かれない限り神は宿らない。ちなみに、神にも種類があってだな、宿ってくれない・・・というか人なんて
 歯牙にもかけない神もまた存在する。・・・まぁ、詳しく話すと長くなるから割愛するが・・・」
けい「Zzzzzz・・・」
茜薙せな「って寝るな!そこッ!!」
ぐ〜〜すか眠っているけいをたたき起す茜薙せな
けい「何なの・・・もう、人が折角睡眠学習をしているってのに・・・」
茜薙せな「普通に学習しろ!」
けい「・・・うん、分かった・・・」
物わかりのいいけいであった・・・
茜薙せな「・・・ええっと。どこまで話したっけか・・・」
けい「人に宿ってくれない神には創造神もいる。なぜなら世界を見守る彼らにとって特定の人間に肩入れすること
 は大局的に物事を見ることにならないからである・・・ってな件までじゃなかったっけ?」
茜薙せな「まて!そんなことまでしゃべった覚えはないぞ・・・」
けい「あれ?そうだっけ・・・?じゃあ・・・神の力を宿した場合、神の力はそれを宿したものが存在する時間軸
 に集約する・・・」
そして、槃導邏パンドラはこの時代において重要な位置にある神であった・・・が、茜薙せな槃導邏パンドラの力を宿してしまった
がために、槃導邏パンドラの力は茜薙せなの生きる時代へと集約することとなる。
そして、茜薙せなは、歴史を狂わせないためにもこの時代へと舞い降りたのである・・・
※あれ!?歴史の改竄を歴史の改竄をもってして防ぐ・・・ってな矛盾した行動になっている気が・・・
けい「・・・でもって、神は一人の人間にしか宿らないのではなく、時代が違うのならば、複数の人間に宿ること
 が可能なんだよね・・・」
茜薙せな「・・・何だ・・・そんなことを知っているだなんて、私が教えることは何もないではないか!」
けい「・・・っていう夢を見たよ・・・」
茜薙せな「すごいな!睡眠学習!」
※それ、睡眠学習か!?寝ている間に未来の出来事(?)を学習するなんて無理だろ!
・
・・
・・・
気を取り直して
茜薙せな「・・・ちなみに、先ほどの補足としてはだな、生きる時代が違えば神は複数の人間に宿ることができる
 が・・・未来の人間が過去の同じ神を宿す人間に逢いに行くことは禁止されているんだぞ・・・2人が
 出合った瞬間・・・いや、2人が同じ時代に存在した瞬間、何が起こるか分からないからな・・・」
けい「じゃ、折角だから実験」
茜薙せな「できるか!・・・そもそも槃導邏パンドラは私が生きる時代までに私以外の誰かに宿ったという記録は無い・・・
 から、どの道無理だぞ・・・」
茜薙せな(・・・まぁ、かくいう私は・・・そもそも槃導邏パンドラを宿す器として生み出されたわけなのだが・・・)
1人物思いにふける茜薙せな・・・と、そのとき・・・
けい「じゃ、そろそろ授業時間も終わりなので、何かシメに一言」
茜薙せな「何!?もうそんな時間なのか!?」
けい「またね〜〜〜」
茜薙せな「って、待て!私にシメを指名して、自分で勝手にシメるのか!?」
・・・と、いうわけで・・・ツクール学園では今日も伝説がまた一つ作られていく・・・


END

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