つくがく de SS
課外活動の4・後篇



本日は球技大会・・・が、しかし、開催は決まっていたものの、種目は実は決まっておらず・・・ややあって
セナの提案により一同は男女でペアとなってソフトテニスを行うことに・・・はてさて・・・
体育館
第一試合、レイン、フィルVS司、セナ
レイン「さ!張り切っていくわよ!フィル」
フィル「うん、オレも頑張る!」
セナ「お手柔らかにお願いね。」
ヒュッ
パシ〜〜〜ン
レインからのサーブ
司「よっと。」
それを打ち返す司。
・・・そのまま、暫くレインと司によるラリーが続く
セナ、フィル「・・・」
主にレインと司が動き、暇を持て余していたりするセナとフィル
レイン「・・・やるわね・・・司・・・」
司「へへっ・・・伊達に研究所で訓練をしていたわけじゃないからな・・・まだまだここからだぜ!」
そして、余裕の表情でボールを打ち返す司・・・
司「おりゃっ!」
パシ〜〜ン
司「そりゃっ!」
タァ〜〜〜ン
・・・そして、またしばらくラリーは続くのだが・・・
レイン「司・・・アンタ訓練中に無駄な動きが多いとか注意されたことあるでしょ?」
司「・・・はい!?」
・・・ラリーを続けていくうちに地味〜〜に息が切れてくる司・・・
と、いうのも、レインはあまり場所を移動せずにボールを打ち返しているのに対して司は、まずボールを
追ってからサーブ・・・を繰り返しており、流石に訓練を受けたとは言え、少しの疲労も溜まれば自ずと
スタミナが切れてくるのは自明の理であり・・・
パシ〜〜ン
司「だあっ!しまっ!?」
自分の予想とは逆方向にボールが飛び、完全に出遅れる司・・・だが、それをフォローするセナ
レイン「フィル!」
実はセナのことを見落としていたレインは・・・自分では間に合わないと咄嗟にフィルにパス
フィル「へっ・・・」
だが、しかい、レインに任せっきりだったフィルは咄嗟のことで動きが遅れ・・・
てんてんて〜〜ん・・・
司、セナに1点が入る
レイン「フィ〜〜ル〜〜ゥ!?」
フィル「あう〜〜」
レインに睨まれてたじたじするフィルであった・・・
・
・・
・・・
その後も試合は続いたのだが・・・
司「ぜは〜〜、ぜは〜〜、ぜは〜〜」
ラケットを杖代わりに寄りかかり、息を切らす司
セナ「もぉ〜〜〜」
何事にも一生懸命で頑張る・・・そんな性格が仇となったのか、レインの打球に翻弄され・・・セナのフォロー
もあったのだが、勝利の女神はレイン、フィルペアに微笑んだ。
※試合の展開がすっ飛んだのは・・・そういえば、自分、スポーツってあんまり好きじゃなかったんだ・・・
 とSSの依頼を受けて、作成してみてから思いだしたから・・・(待て待て待て・・・)
氷菓子茜薙ひがね・せな「む、次は私達の番か・・・いくぞ!けい!」
・・・だが、けいの返事がない・・・
茜薙せなけい?」
と、けいの方を向くと
天然蛍あましか・けい「Zzzzz・・・」
案の定と言うべきか寝ているけい
茜薙せな「ッの・・・起きろッ!!」
ズガインッ
けい「・・・んがっ!?・・・何?」
ラケット一閃、けいを叩き起こす茜薙せな
けいは特別な訓練を受けているから平気ですが、通常はくれぐれもラケットで人を殴ったりしないようにお願い
 します。
茜薙せな「レインよ、連戦となるが、休憩を挟んで試合を行わなくていいか?」
レイン「茜薙せな、気遣いは結構よ。」
茜薙せな「そうか・・・ならば・・・氷菓子茜薙ひがね・せな・・・参る!」
コートに降り立つ茜薙せな・・・とけい・・・
パシ〜〜〜ン
そのまま気合一閃、レインにサーブを放つ。だが、レインは難なくこれを打ち返し・・・
けい「ヘカトンケイル〜」
スパァ〜〜ン
返ってきたをけいが打つ
茜薙せな「待て、けい!それはテニスの技だ!」
すかさず突っ込む茜薙せな・・・と、その間にレインはボールを打ち返す
茜薙せな「くっ」
パァ〜〜〜ン
茜薙せなも司と同じようにボールを追い、返す
フィル(勝負は・・・見えた・・・かな?)
だが、しかし、司と同じようにはいかない・・・茜薙せな天蓋てんがいあだの一員であり・・・正しくは人間じゃなく、
宇宙人なのである。疲れを知らない・・・なんてことは無いが、茜薙せなの場合、最も効率的にかつ、クソ真面目に
ボールを追って打ち返しているのである。
・
・・
・・・
レイン「はっ!」
シパ〜〜〜ンッ
暫くの後、レインは持久戦では連戦のせいもあり、勝利が見えないと判断。短期決戦のために勝負に出る。
そのままボールはけいの元へ向かい・・・
けい茜薙せな、任せた!」
茜薙せな「ちょっ・・・待て!!」
てんて〜〜ん
まさかのキラーパス・・・さしもの茜薙せなけいが自分に回すと思わず失点。
ちらりとスコアボードを見るフィル。現在ポイントは5−4・・・次に点を決めればレイン、フィルの勝ちと
なるが・・・
けい「う〜〜ん、やっぱダメか・・・」
茜薙せな「いや、今のは明らかにけいが打つべきところだろうが!!」
があっと突っ込む茜薙せな・・・を軽くスルーするけい・・・そして声高らかに宣言する。
けい「・・・じゃ、そろそろ本気を出すよ・・・」
今まで本気じゃなかったんかい!と一同心の中で突っ込み・・・
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
フィル「ひっ!?」
そして、けいの殺気に気圧されるフィル
レイン「こ・・・れは・・・?」
けい「いくよっ!超新星ジェノサイドサーブ」
ズバアアンッ
茜薙せな「待て!それはバレーの技ッ!!」
炎のを纏ったボールが一気に相手のコートへと
ジュッ
けい「あ・・・」
茜薙せな「・・・」
レイン「・・・」
フィル「・・・」
と、いうか、本当に炎を纏ったボールがコートに到達する前に燃えて無くなる
フィル「これは・・・失点なのかな!?」
けい「・・・本気を出し過ぎちゃったかな・・・」
一同「・・・」
茜薙せな「このアほたる・・・いや、まぬけい!!」
と、いうことで・・・唐突に・・・優勝チーム、レイン&フィルペア
レイン「な〜〜んか不完全燃焼よね・・・」
けい「ボールは完全に燃焼しちゃったのにね・・・」
茜薙せな「お前のせいでな・・・」
レイン「ってなわけで、まだ時間もあるし、次の種目は何にする?今度はもうちょっと体を動かせる球技が
 いいわ。」
まだまだ動き足りないレインは目を輝かせながら宣言する。
レイン「うん、やっぱり、屋内でやるスポーツより、グラウンドを駆け巡るスポーツの方がいいわね。・・・
 ってことで、次は屋外で出来るスポーツをやるわよ!!・・・そうだわ!サッカーかラグビーをしましょう
 よ!!」
フィル「レイン・・・サッカーをするにしろ、ラグビーをするにしろ、人数が足りないよ・・・」
レイン「人数が足りないなら呼べばいいじゃない。」
フィル(あと呼べるのはリズとルイン、ササ、中倉新八とうら美ちゃん・・・)
※’09:10:16現在の状況です。
ギリギリサッカー1チーム分だなぁ・・・と思うフィル
レイン「まかせて、ちょっと貪藻矢射妥←ダイヤモンドにガツンと言ってきてみんなの許可を取ってきてもらうから!」
フィル「いや、それは流石に酷だからやめようね・・・」
レイン「あれ〜〜!?」
・・・流石にフィルの抑止が入った・・・
・
・・
・・・
ちなみに、その後は、6人だから3オン3でバスケをやろうということになったのだが・・・それはまた別の
話である


END

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