Eighter -Grand Harmonise-
33rder ~漆黒の撃力の再動 B~
#3
絶対監獄・J7の壊滅……そのニュースは世間を騒がせた……そして、それは……崩壊への序曲に過ぎな
かった……!?
天四斗、某所
*「絶対監獄……一夜にして崩壊か……」
*「アトランティスみたいな話だな……」
*「なるほど……アトランティスか……確かに……こいつは太平洋の片隅にあったらしいからな……」
とある場所にてそんな会話を行う2人……スーツに身を包んだ漢と……朽葉色のコートを羽織った眼鏡の漢
ザッ
*「誰だ!」
そこへ、やってくる漢……それを察知した朽葉色コートの漢が思わず叫ぶ
歯富倉部阿修羅郎「……伝説の火付け屋・鏈属帆卯鎌とその弟子、點才馬区段間だな……」
點才馬区段間「だったら……どうした!?」
噂の2人のお出まし……一体何の目的でここに来たんだ!?と朽葉色コートの眼鏡……もとい区段間が考える
鉄斗振九波砂伍「迎えに来たぞ……お前らを!!」
鏈属帆卯鎌「迎えに……?」
一戦交える……のではあるまい……と、思っていたが……スカウトとは……とスーツの漢、もとい卯鎌
が呟く
阿修羅郎「ああ、我らが漆黒の撃力にな!」
波砂伍「……そうだ……世界に恐怖と破壊と殺戮と混乱を……」
卯鎌「……」
区段間「ケッ!どこぞの四狂神みたいなことぬかしてんじゃねぇぞ!誰がそんな組織に……」
卯鎌「……いいだろう……」
乗り気では無い区段間とは違い、アッサリ承諾するは卯鎌
区段間「なっ!?師匠!?」
カツカツ……
驚き、呆然とする区段間を前に、卯鎌は更に言い放つ
卯鎌「お前は来るな……来たく無いのだろう?……」
区段間「でも……師匠……」
くっ……だが……と区段間
卯鎌「もう、お前に教えることは何も無いのでね……」
区段間「なっ……し……師匠!!!」
卯鎌「行くぞ……」
波砂伍「いいのか!?」
卯鎌「……ああ……」
ザッザッザッザッザッ……
かくて、鏈属帆卯鎌は點才馬区段間を残し……漆黒の撃力へと入る
区段間「なんでだよ……師匠……」
1人残された区段間……その呟きは虚しく……
#4
一方……卯鎌をスカウトし、アジトへと向かわせた後……再び波砂伍、阿修羅郎はスカウト活動を行って
いた……
・
・・
・・・
天四斗、某所
零大辰「くそっ……蛍……ヤツに勝ちてぇ!!ヤツをブチ殺してぇ!!」
ドカンと木を殴る辰
波砂伍「零大辰……あなたの望みをかなえてあげますよ……」
辰「ああ?何だ!?テメェら……」
颯爽と登場する波砂伍、阿修羅郎
阿修羅郎「我ら、漆黒の撃力……
波砂伍「……世界に恐怖と破壊と殺戮と混乱を……!」
辰「……恐怖と破壊と混乱と殺戮……フッ……おもしれぇじゃねえか!!いいだろう!その話……
乗ったぜ!!」
即決……な辰であった……
・
・・
・・・
こうして……漆黒の撃力は仲間を増やしていった……
それから1週間後……
東京都、某所
辰「で、集まったのが俺たち……ってか!?」
*「フン……俺ぁただ標的を滅殺出来ればそれでいいんだよ」
巨大包丁を背負いしこの漢は……未知葉呂九三郎
*「拳王たるこの俺がいれば百人力だぜ!」
拳王と名乗る漢は……胴崎烈
*「ハン……その拳王さまとららも拳帝にはかなわなかったんだろ!」
*「爆発漢!キサマぁ!!」
ガッと掴みかかる漢
爆弾漢とはすなわち、莫肆瀬事
*「うるせぇ!てめせら全員まとめて叩き割るぞ!!」
『叩き割る』といえば刃金鐵郎
*「あ~~あ~~……本当に……野蛮なんだから……」
そして……この女は……木美四九寝♪
卯鎌「……ほう……お前……萌では無いんだな……」
波砂伍「ヤツは断った……」
*「おうおう、やっとお出ましかい……」
阿修羅郎「さてさて……零大辰、未知葉呂九三郎、胴崎烈、莫肆瀬事、刃金鐵郎、木美四九寝♪、鏈属帆卯鎌
……よく来たね……」
未知葉呂九三郎「ケッ……とっとと自分の名前言いやがれってんだ!」
波砂伍「おっと……そうでしたな……俺は……鉄斗振九波砂伍……」
胴崎烈「てつとふれく……はさご……ハッハッハ!コイツはお笑いだぜ!VCBとはな!」
莫肆瀬事「ってぇと……相方はもしや……AHCとか!?」
阿修羅郎「……私は歯富倉部阿修羅郎」
木美四九寝♪「うわぁ~~~~変わった名前……」
一同「お前が言うか!?」
刃金鐵郎「大体、その♪も名前の一部なのか!?」
四九寝♪「あったり前でしょ♪」
瀬事「変わった名前って言えば……鏈属帆卯鎌……お前もだな……」
卯鎌「……」
烈「おうよ!連続放火魔!?……伝説の火付け屋!?……」
九三郎「フン……そうじゃねぇだろ……」
烈「あ?」
……かくて、漆黒の撃力は再動する!?
続
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