Eighter -Grand Harmonise-
25ther 〜侍は赫色がお好き D〜
#7
羅将門での死合は突如中断され……懐かしき友人が訪ねる……彼女らの目的は松子(を自分の組織に入れる
ことであった……さてさて……いろいろとあったりしたのだが……果たして松子(の返答はいかに……?
直江万夏(「改めて聞くわ。松子(、私達の組織に入らない?」
万夏(は改めて松子(に呼び掛ける……
前田松子(「……そうねぇ……」
他のメンバーを見渡す松子((実際には盲目なので見えていないのだが……)そして、彼女は言う。
松子(「……入ろうかな?」
伊達宗美「おっし!これでスカウト終了。今回の任務は無事終わりました。みんな、お疲れさん」
島友近(「一番の妨害者が何を言いますか!!」
宗美の言葉に呆れる友近(であった……
松子(「……面白い組織ね……」
万夏(「……そうよね……」
※いやいや……松子(さん、こんなメンバーでいいんですか!?協調性とかあんまりなさそうな気がするん
ですが……いや、まぁ、趣味は人それぞれだからいいですけど……後悔しても知りませんよ?
宗美「さぁ〜〜て、松子(……」
チキッ
村正・梵天丸を構えなおす宗美
松子(「先ほどの続きですか!?」
チャキッ
松子(も千寿院(村正を構えなおす
ズズズズズズッ
和やかなムードが一転……緊迫した空気が張り詰める……
万夏(「ちょ、ちょっとストップ!ストップ!ストォップ!!」
両雄、一足飛びかかる……とそんな時、2人を止める万夏(……
宗美「何だい?これからってときに……」
万夏(「お互いで潰しあってどうするんですか!」
宗美「潰しあうんじゃないよ、磨きあうんだよ……ほら、よく言うだろ。『喫茶啄木』って……」
友近(「それを言うなら『切磋琢磨』ですわよ。まったく、どんな喫茶店ですか!?それ……」
すかさずナイスな突っ込みが入る……それに、あれ!?そうだっけ!?と宗美が呟いたりする……
宗美「全く、すぐ人の揚げ足を取る……別にいいだろぉ、石川啄木だろうが流拓馬(だろうが……」
※全然違います……
友近(「よくありませんわ!ってか全然違いますわよ!宗美さん……あなた、わざと間違えていませんこと!?」
宗美「まさかぁ……」
喧々囂々……この2人はいつもこうなのか!?
#8
さて、宗美と友近(ががぁ〜〜っといがみ合っている中……兵子(が呟く・・
柳生兵子(「……そんなことより、重要なことがある……」
一同「はい!?」
宗美「あったっけ?そんなの?」
兵子(「……組織の名……をどうするのか……」
一同「あ〜〜〜!あったよ!そんなこと!!」
※おいおい、そんな重要なことを揃いも揃って忘れているなよ……
松子(「……確かに……名は存在を表す……と言いますね……組織名も然り……どのような名前に
しましょうか?」
松子(も松子(でなかなかに乗り気である……まぁ、自分の入った組織の名前を自分でつけることができるかも
しれないのだから当然なのか……?
宗美「フッ……そんなのハナっから決まっているだろう」
と、そんなとき、宗美が腕組みして語る
友近(「え!?何か考えているんですの!?」
スカウトとかいいつつ、問答無用で死合いだしたアナタが……そんな殊勝な心がけを!?と思っていると……
宗美はトンでもない組織名を言いかける
宗美「あたりきよ。我らが組織の名前はだなぁ……ムーンエ……」
友近(「それはあまりにも似通っているといいますか、カブっているといいますか、……パクリですわよ!
パ・ク・リ!」
全てを言い終える前に友近(が阻む
宗美「何だよぉ……人が折角……」
※宗美が言いたかったのは某『銀河一美しく最強の天使達』のことだったりします……
友近(「ではこうしましょう。友近(と愉快な仲間達」
宗美「却下だ。そんなのアンタがリーダーみたいじゃないか」
友近(「あら?残念ですわ……」
私がリーダーだろ!と言わんばかりの宗美……
万夏(「じゃ、傾(いた戦団ってのはどうでしょう?」
友近(「却下ですわ。なんだかちっともエレガントではございませんわよ」
万夏(「む〜〜〜」
と、またしても喧々囂々となる……
・
・・
・・・
そんな中……無口さんが口を開く……
兵子(「赫(眼同盟……」
ぼそっと
一同「え!?」
兵子(「天のお告げです」
空を仰ぎながら、兵子(は呟く……
友近(「またですの?」
宗美「天はいつでも見ています……ってか……」
万夏(「……松子(、あなたは?」
松子(にふる万夏(
松子(「今の意見……誰も反対しないんなら……それでいいんじゃないの?」
一同「え!?」
……確かに……誰も却下とは言わない……いや、言えなかっただけなのか……
宗美「……OK。分かったよ。……ではでは、赫(眼同盟……始動しますか……」
※そして、宗美はさり気なくリーダーなんですね……
一同「はぁ〜〜い」
……かくして……銀河一美しく最強の侍達(ちょ、待てや!)は始動した……剣に生き、剣に逝く彼女達
の活躍は……始まったばかりだ……
※ちなみに、第2世代なんてのは……出ませんよ……きっと……
END
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