Eighter -Extra Voyage-
76ther 〜阿鼻機流大空飛伝〜
#0
これは空を飛ぶことを夢見た古の科学者にして技術者の遺産に纏わる物語かもしれない。
※なんで断定できないんだよ!
おそらくこうだったんじゃないかって推測を含むVTRが流れたり……はしないけど、そんな感じのエスティア
※エ『スティア』じゃなく、エ『ピソード』……エストポリスシリーズ回復系最高魔法!?
#1
滋賀県、長浜市某所
*「こ、これはッ!?」
その日、自分の家にある蔵の整理を行っていた男性は、蔵の中よりあるものを発見する。
それは地元ゆかりの江戸時代の科学者で技術者、国友一貫斎が描いたと思しき飛行機の設計図であった。
すぐさま男は開運な〇でも鑑定団に鑑定を依頼。鑑定の結果、国友一貫斎が描いたもので間違いはないという驚
きの結果となった。
そして、それは現存する飛行機の設計図としては国内最古だとされ、大いに話題となったのだった。
それはさておき、天四斗(、Eighter本部
鷹舗ちえり「にゃははははっ、ちぇりりんだよ。遊びに来たよ!」
梓與鷹(「いや、用もないのに来ないでほしいんだが……」
その日、唐突に彼女がやってきた。
與鷹((ってか、こいつも総と同じように唐突に現れるよな……)
※あと突然やってくるような人物は天然蛍(くらいか?!
與鷹(「で、今日は何しに来たんですか?」
ちえり「国内最古の飛行機の設計図が出てきたじゃない?」
雨水朧(「まぁ、TVでやってましたね」
ちえり「似たようなものがウチにもあったんだよねん」
一同「えぇ〜〜!?」
唐突なカミングアウトに騒然とする一行。
ちえり「と、いうわけで、お宝鑑定をお願いしたいのだ」
與鷹(「いや、ウチはそういうTV番組じゃないんで……」
そもそもTV番組ではない!
ちえり「そんな固いこと言わずに……」
何も與鷹(も意地悪で斷っているわけではないのだ。そういうのはEighterよりもなん〇も鑑定団の方が適材適所
だと思っているからである。
ちえり「ちなみに、ウチにあったのは設計図じゃなくて、作品そのものだったんだよねん」
與鷹(「だったら、なおのこと、俺たちじゃなくて正式な鑑定団に依頼した方がいいんじゃないか?」
ちえり「まぁまぁ、柔らかいことは言いっこなしで」
さっき固いこと言わないでって言っておきながらなんなんだ!?
#2
と、言うわけで強引にちえりに引き連れられて、一行はしぶしぶ鑑定を行うことになった。
與鷹(「自分で言うのもなんだが、俺は鑑定眼とかそんなものはない方だぞ?」
凄いカミングアウトである。
ちえり「じゃじゃん、これが例のブツ、天馬流星號だよん」
ばば〜〜んと鷹舗家の庭にあったのは、ペガサスを木馬にしたような感じの代物だった。
確かに、それは先日長浜市某所で見つかった日本最古の飛行機設計図に則って作られたと思しき代物。
木馬に乗った人間が羽を羽ばたかせて空を飛ぶという仕組みまでそっくりそのままであった。
ちえり「さて、驚くのはこれからだよん」
ハイヨ〜、シルバ〜などと叫びつつ天馬流星號に乗ると、早速羽をはばたかせるちえり
バッサバッサバッサ……
與鷹(「おいおい……って、なぁ!?」
ちえりが乗ったソレは空を飛び始めたではないか!
だが、それは怪訝しい。国友一貫斎が描いたというその設計図……その通りに飛行機を作成したとしても、実際
には空を飛ぶことは不可能だという結論に達しているのだ。
それなのに、なぜ、コレは空を飛ぶことができたのだろうか!?
白拍子かんな「リーダー、あれ、オーパーツです」
ちょいちょいと與鷹(の袖を引っ張ってこそこそと告げるかんな。
與鷹(「な、何だって!?」
かんながそういうのであれば、あれはオーパーツで間違いないのであろう。
※いや、判断根拠がソレでいいのか!?
そして、與鷹(は理解した。なぜ、ちえりがなんで〇鑑定団ではなく、Eighterに依頼をしにきたのかを……
オーパーツであるならば、な〇でも鑑定団よりもEighterの方が適材適所であるからだ。
だったら最初にそれを言ってほしかったんだけどなぁ……なんて與鷹(は内心思うのであった。
ちえり「にゃはははは!と、言うわけでこれをそっちで鑑定してくれるかな?」
空を自在に飛びながら、そんなことを言うちえり
與鷹(「あ〜、分かったから、降りてきてくれないかな」
ちえり「あ〜あ〜、聞こえない、聞こえな〜い。もう一回聞くよ、鑑定してくれるかな?」
與鷹(「だから、わかったってば」
かんな「……リーダー。ここはこう言ってみてください」
埒が明かないと判断して、かんなは與鷹(に耳打ちする
#3
ちえり「にゃはははは〜〜!もう一回聞くよ〜?……鑑定してくれるかな?」
與鷹(「いいとも〜」
ってコレを言わせたかっただけである。
與鷹((ったく、既に終わっている番組のフレーズを言わせようとか……)
かんながいてくれたからこそ分かったからいいものの、もし、かんながいなかったら延々このやり取りを繰り返
していたかもしれない。
そう考えると少し恐ろしくなった與鷹(であった。
與鷹(「はぁ、なんか調べる前からどっと疲れた気がしたが……、ともかく本題に入るか……」
漸く、オーパーツの鑑定というか、調査の開始である。
與鷹(「やはり、木馬本体の中にカオスプレートが仕込まれているな……」
案の定というか、それが一番簡単というか、何というか……
そして、それがミノ〇スキークラフトの代わりとなりて木馬を浮かせているのだろう
※いや、その言い回しだと木馬ってホワ〇トベースだと思われない?
與鷹(「しかし、コレは一体誰が作ったんだ?」
そして、根本的な疑問が残されたまま今回の話は終わるのであった
※いや、そんな終わり方あります!?
END
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