#5
ウルフ・ミブを崩壊へ導いたのは四堕天（しだてん）が1人、歳刑星天（さいぎょうせいてん）……神たる彼の前に�i（いさみ）、忠美は瞬殺され……
そこへ帰ってきた一行は星天（せいてん）を斃（たお）そうと……弐（そう）、沢斗（たくと）、蛟（みずち）、蟒（おろち）、その他2名が立ち上がったのであった……
沖田総花、土方歳四「何！？『その他2名』って……」
※それにしても、萌はいつ帰ってくるのでしょうか！？……いや、ストーリーの都合上、帰ってこられると
　ちょっとばかしマズい状況になったりはするんですが……
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「ぬうううう！！」
安村蛟（みずち）、安村蟒（おろち）「やああああ！！！」
ドオオンッ
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「ぬぅっ！？」
蛟（みずち）、蟒（おろち）の2人は……そのまま星天（せいてん）を弾き飛ばす
河上沢斗（たくと）（へぇ……あれは天下太陰（てんげだいおん）流……息の合った2つの存在が繰り出すことによって真価を発揮するとか
　聞いていたけど……そんな流派……本当に使えるんだ……）
そんなことを沢斗（たくと）は1人思う……
※『息の合った2つの存在』が繰り出すことで真価を発揮すると言うことは……もともと二刀流の流派……と
　言うことであり……蛟（みずち）と蟒（おろち）は双子で二刀流を分割して行っている……のである。なるほど、クローンだから
　こそ、このような使い方も出来るのか……
斎藤弐（そう）「沢斗（たくと）！ボっとするな！来るぞ！」
グオンッ
体勢を立て直した星天（せいてん）が沢斗（たくと）に襲い掛かる
沢斗（たくと）「さんきゅ〜、弐（そう）ちゃん」
ガギンッ
弐（そう）の言葉を受け、迫る兇刃を受ける沢斗（たくと）。
※ちなみに、弐（そう）の言葉がなくとも、沢斗（たくと）は察知していましたが……やっぱり、弐（そう）に言葉をかけてほしかったの
　です……
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「ぬぅ……」
弐（そう）（……ええい！沢斗（たくと）、今度、殺す！！！絶対に殺す！……でも、今は目の前のアレ！！）
一方、弐（そう）は……沢斗（たくと）のバカを斬り殺したいが……今は死合に集中すべく精神を切り替えるのであった
・
・・
・・・
歳刑星天（さいぎょうせいてん）（くっ……なぜだ！？なぜ……月天（げってん）の力を持った人間ならばともかく……なぜただの人間に
　ここまでやれるのだ！？……理解……できぬわ！）
沢斗（たくと）「星天（せいてん）とか言ったか……お前の言う恐怖とやらも……たいしたこと無いね〜〜〜」
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「ほざけっ！」
沢斗（たくと）「ハッ！疾空刃（しっくうじん）」
ゴガスッ
星天（せいてん）を挑発し、隙を作らせた後に関節を狙って刺突を放つ沢斗（たくと）
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「ぬうああ！！」
ドッ
沢斗（たくと）への侮りを捨て、すぐさま左手で刀を受ける星天（せいてん）
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「そのまま死ぬがいい！！歳刑咬齒（さいぎょうきょうし）！」
ゴゴアッ
鋭い2つの刺突が沢斗（たくと）に襲い来る

#6
総花（なっ！？……蛇……の牙……に見えた！？）
その刺突に、蛇の幻影を見た総花……
弐（そう）「おあああ！！天狼禍亂（てんろうからん）」
ゴガガガガッ
沢斗（たくと）に迫る兇刃は……乱れ刺突にて外される
弐（そう）「沢斗（たくと）！勝手に殺されるなよ！お前は私が殺すべく漢なんだから！！」
沢斗（たくと）「弐（そう）ちゃんもね〜〜」
ギンッ
ガガギンッ
2人が激しく斬りかかる
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「ぬ……ぐうう……」
気圧される星天（せいてん）……沢斗（たくと）、弐（そう）はこれを期に一気にカタをつけるべく勝負に出る
沢斗（たくと）（さぁて……そろそろトドメといこうか！？）
弐（そう）（……フン……）
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「死ねえああ！！キサマら！」
グオオンッ
空間を歪めて刀を取り出し、二刀流、逆手で構えを取る
弐（そう）「天狼抉躯（てんろうけっく）！」
ゴギャアアッ
まずは、弐（そう）が抉りを加えた刺突を繰り出し……
沢斗（たくと）「九留極天（くどきょくてん）！」
ドッギャギャギャギャギャギャギャギャッ
次に沢斗（たくと）が1度に9回の斬撃を繰り出す
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「ハアアッ！！歳刑縛滅（さいぎょうばくめつ）！！」
グギョアアアアアッ
弐（そう）、沢斗（たくと）「うっ！？」
だが、黒いオーラで具現化した蛇を解き放ち……2人にを絡め取り、まきついて、動きを封じる
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「終わりだ！！！！」
ゴッ
そして沢斗（たくと）、弐（そう）の2人めがけて刃が迫る
総花、歳四「あああ！！！」
やはり、駄目なのか！？と総花と歳四が悲鳴を上げると……その時、蛟（みずち）と蟒（おろち）が一気に飛び掛かる
蛟（みずち）、蟒（おろち）「雷風刃勢（らいふうじんせい）！」
チュグオオオオオ〜〜〜ンッ
ズバリバリバリバリッ
電撃を風の刃にのせて星天（せいてん）を切り刻み、感電させる
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「お……ごあああああ！？」
歳刑星天（さいぎょうせいてん）（くっ……ば……馬鹿な！？この……2人は囮だとでも！！！？）
弐（そう）、沢斗（たくと）「はあああああ！！！」
ドドズアアアアッ
蛇の呪縛を解いた2人も一気に飛び掛る
歳刑星天（さいぎょうせいてん）（いや……それも……囮……か！！）
ズザムウウウッ
弐（そう）、沢斗（たくと）の一撃が歳刑星天（さいぎょうせいてん）を貫く
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「バカな……バカな……馬鹿な……我が……我が……こんなこんなこんな……こんな
　人間如きにぃい！！！？」
ガクガクと震えながら……後退りをする星天（せいてん）……
沢斗（たくと）「星天（せいてん）……お前の敗因は俺達を人間如きと侮った点だ！！」
弐（そう）「貴様が何であれ、私たちの敵ではない！！」
バシュアアアッ
弐（そう）、沢斗（たくと）と共に突き刺した刀を引き抜く
歳刑星天（さいぎょうせいてん）「が……がああああ！！！！？……牡鴉（モア）様ぁあああ！！！！」
ボシュアアアアアッ
そして、星天（せいてん）は断末魔と共に消滅す……
蛟（みずち）「やったぁ！！」
蟒（おろち）「フン……くだらない……」
沢斗（たくと）「……さてと……」
弐（そう）「……沢斗（たくと）……」
向き合う沢斗（たくと）と弐（そう）……
星天（せいてん）との死合は終わったが……2人の死合はここからが本番！？


続