Eighter -Chaos Desorder-
32nder 〜ストーカーの快挙 C〜



#5
突如地球に出現したナゾの不可触領域『ストーカー』を前に、キャサリンは咆える……かくて、Eighterに
ストーカーの撃滅を頼んだキャサリンだったのだが……
※いや、そのストーカーじゃないってば!!
東京都、キャサリン邸
キャサリン・ディオス「では、これより、2点同時襲撃を行う。A部隊はポテトと共にEighter本部、B部隊は
 私と一緒に哀弗尾棹あいどる・おたくの家へ行く!異存は?」
一同「ありません!」
キャサリン「行くぞ!」
一同「おおお!!」
キャサリン邸に集った黒服を指揮するキャサリン……かくて、キャサリン部隊とポテト部隊は出動する……
・
・・
・・・
東京都、哀弗あいどる家
ピンポ〜〜ン
哀弗尾棹あいどる・おたく「は〜〜……いっ!?」
キャサリン「ハァイ」
尾棹おたく「キャキャキャキャキャ……キャサリンさん!!!?」
突然のアイドル訪問にビックリ仰天な、哀弗あいどる。しかし、背後には黒服ズが……これはこれで、更にビックリと
……ビックリ尽くしな、哀弗あいどる
尾棹おたく「キャサリンさん……」
キャサリン「突然ごめんなさいね……あなたの家の前でガソリンが切れてしまいまして……」
尾棹おたく「あ、そうなんですか……」
これはとてつもない偶然……凄いチャンスだ!と1人ウカれる尾棹おたく……
キャサリン「……あなたの家の前でガソリンが切れるなんて考えられないわ……責任とって死になさい!」
ジャカカカッ
尾棹おたく「どうぇ!!?」
どうやら切れていたのはガソリンだけではなかった……黒服ズが拳銃を突きつけ……尾棹おたくは硬直することしか
できない
尾棹おたく「ひぎぃい!!!?」
ダンッ
某敢それがし・いさむ「きぇええいあああ!!」
ズガガガキアアアアッ
と、そのとき、どこからとも無く出現したいさむはさながら五ェ門の様に黒服の拳銃と服を斬り刻む
バラバラッ
一同「ぬおおお!!?」
キャサリン「なっ!!?」
……ただ、やっぱり相手が女ということもあってキャサリンだけは無事……
キャサリン「馬鹿にしてっ!!」
バッ
と、キャサリンはキャサリンで手持ちのポーチからM16A2を取り出しいさむに……
※待て!ポーチの中にM16A2は収納できないだろ!どんなポーチだ!
ガイ〜〜ンッ
キャサリン「なっ!?」
梔曹くちなし・つかさNAMナムも、これで終わりだぜ……」
だが、後方援護として近くにいたつかさに狙撃され、武器を弾かれる

#6
刀を突き付けられ……ガクっとくずおれるキャサリン……だが……全てはまだ終わっていない……
キャサリン「フフフ……馬鹿ねぇ……今頃アンタ達の本部や仲間は……」
白拍子かんな「いいえ、そっちの方も片付きましたよ……今、あろえさんから連絡が入りました」
しかし、そこは抜かりのないEighterであった……
梓與鷹よたか「と、言うわけだ……観念しな……」
キャサリン「くっ……」
ザリッ
と、そこへ1人の漢が参上する……漢の名前はかみ総介……世界でただ1人のSRAP……である。
かみ総介「キャサリン・ディオス!日本における犯罪斡旋の容疑で逮捕する!!」
ガチャリ……
と、言うわけで、唐突に参上したSRAPの活躍もあり、この事件は幕を閉じることと……なる?
與鷹よたか「総……」
突如出現した総介に與鷹よたか、思わず声を上げ……
尾棹おたく「なっ……キャサリン!!裏切ったな……俺の……アイドルを返せ」
んでもって、変態さんも吼える……
総介「……」
ツカツカ……
尾棹おたく「……何?」
総介、尾棹おたくの元へも行き……
総介「……お前も、不法侵入、および窃盗罪の軽犯罪で逮捕だ!」
ガチャリッ
尾棹おたく「ちょ……俺は全国アイドルマニアクラブの会長だぞ!!」
一同「それがどうした!!」
お前のはただのヘンタイだ!と一同は叫ぶのであった……
・
・・
・・・
でもって、それから、総介が連絡し、駆けつけた警視庁の一行の手により、この場に居合わせたNAMナムの一員と尾棹おたく
は無事逮捕され……
※ちなみに、天四斗あまよとの方でも同じように警官の手によってポテトらNAMナム一行の手の者は逮捕された模様です。
総介「……あいつを見てから……もしやとは思ったが……やはり、お前だったな……與鷹よたか與鷹よたか「……総……久しぶり……だな……」
一同「えええ!?知り合い!!?」
意外な会話に、一同、ビックリ……
與鷹よたか「……大学の同期でな……」
つかさ「ああ。俺は與鷹よたかの親友で……」
そして、今、明かされる真実!!
総介「……無能警官共が何度かお前に依頼を持ちかけたようだが……」
與鷹よたか「……ああっと……まぁ、そんなこともあったが……」
総介「……民間に頼らなければならない警官などと……無能の極みだな……」
辛辣すぎる言葉を吐く総介……まぁ、確かに言っていることは正しいのだが……
総介「……行くぞ、山咲やまざき……」
山咲やまざき桜「はい。警部……」
與鷹よたか「総……彼女は……!?」
だが、総介は與鷹よたかの質問に答えず……去っていった……
與鷹よたか(総……彼女は……なぜ……!?)
かんな「……リーダー……そろそろ帰りましょう……」
與鷹よたか「ん?……あ、ああ……そうだな……」
かくて、一行は天四斗あまよとへと帰る。
後日、キャサリンの供述によりNAMナムは母体のアメリカからも壊滅することとなったらしい……
……いやはや……疎ましいストーカーというのもたまには役に立つこともあるんだなぁ……
※何か違うんじゃない!?これ……
それにしても……與鷹よたか山咲やまざき桜を見て、何を思ったのか……それは……また、別の機会に……


END

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