Eighter -Chaos Desorder-
19ther 〜狂った射撃手スナイパーの宴 A〜



#0
その事件は東京都で起こった……謎の無差別発砲事件……
……事件の最大の謎は……発砲事件にも関わらず現場には硝煙反応と銃弾が出ないことであり……

#1
東京都、某所
パパパパァンッ
*「ゴふっ!!?」
突如銃声がし、人が1人殺される……
・
・・
・・・
警官「ふぅむ……」
10分後、警官が現場に駆け付ける
警官「中川警部……射撃されて殺された……みたいなのですが……」
中川邦武ほうむ「どうした?」
そこへやってくる黄土色のスーツに身をくるんだ中川警部……なんでも、とある人物に触発されてそんな格好
をしているのだという……
警官「それが……あちこちに弾痕は残っているのですが……銃弾が見つかっていません」
邦武ほうむ「何ぃ!?」
警官「あと、おかしなことに、硝煙反応も……ないんです」
邦武ほうむ「馬鹿な!?」
……この事件こそ……これから起こる謎の無差別発砲事件の始まり……
警官「中川警部……どういうことでしょうか!?」
邦武ほうむ「知るか!!お前が考えろ!」
※いや、中川警部……アンタも少しは考えるべきです。
数日後……
パパパァンッパァンッ
*「ぐ……が!?」
警官「警部!!」
邦武ほうむ「すぐ行く!!」
……更に事件は続き……1週間とたたないうちに犠牲者は5人、6人と増えていった……
警官「……また……です。また……現場には……硝煙反応と銃弾が出ません……」
邦武ほうむ「……ええい……」
そして……
天四斗あまよと、Eighter本部
邦武ほうむ「是非、依頼したいことがありましてな……」
梓與鷹よたか「……それは……もしや……」
警官「はい、最近、東京都を騒がせている謎の無差別発砲事件のことです」
行き詰った警視庁は、Eighterを……と、いうよりはそこにいる運の女神に頼ることに……
※おいおい、警官が1人の女の子を頼るって……どんなだよ!

#2
梔曹くちなし・つかさ「現場に硝煙反応は出なかった……と聞いているが……」
警官「はい」
邦武ほうむ「……あと、これは緘口令を敷いているのですが……銃痕は発見されても肝心の銃弾が発見されて
 いないのです」
つかさ「……それで……謎の発砲事件か……」
ガンマン、つかさも会話に混じり、依頼の話は進む。
警官「はい」
警官「やはり、犯人は銃弾を持ち帰ってしまったのでしょうか?」
つかさ「何の為に?」
持ち去るメリットはなんなのか……とつかさ
警官「……そ、そうですよね……犯行現場に態々犯行後、赴き……銃弾を持ち去っていく犯人なんて
 いませんよね……」
邦武ほうむ「……そ、そうか!いや……しかし、可能かもしれんぞ……」
警官「警部!?」
と、そんな時、中川警部が叫ぶ
邦武ほうむ「犯行後、ノコノコ現場に犯人が現れるわけがない……言ってみればこれは我々警察の思い込みであり、
 実際はそうじゃないかもしれない……」
警官「おお、お前頭冴えてるな……」
一同、感心する……と……
邦武ほうむ「ハッハッハ、伊達に探偵学園○に憧れて警官になったたわけじゃないさ……」
一同(コイツ、大丈夫か!?)
一同、一気に感心が薄れる……
※と、言うか探偵学園○に憧れて警官になったのはいいとして、それだと、時間的に無理な気がするんだが
 ……連載、放送されていた期間が最近だし……ってかそれに憧れたのなら、警官じゃなく、探偵になれ!
邦武ほうむ「で、話を続けるぞ……つまり、現場に犯人は居たんだよ……」
一同「な、何だってぇええ!?」
一同、MMRなみに驚く
邦武ほうむ「そう……犯人は……警察の一員だったんだ!!」
そして、マジメな顔してフザけた発言をする中川警部
一同「マテや!!!なぜにそこでそんな話になる!?」
邦武ほうむ「お前ら、よく考えてみろ……テリー・○ラウンやジ○ン・ピエール、ブライアン・○ーフィーに
 マイ○ル・F・モルガン……他にも挙げるとキリが無い気がするが……警察……しかも結構上層部が
 黒幕だった事件は多いだろう?」
一同「なぜにそこでルパン三世かぁ!!」
一同、最もな突っ込みを入れる。
つかさ(しかも、テレスペ……)
與鷹よたか「……で、話を戻しますが……」
邦武ほうむ「うむ……冗談はさておいて……」
一同「冗談だったんかい!!」
一同、猛烈に突っ込む。
・
・・
・・・
つかさ「現場から銃弾が消えた謎……だったら……本当に銃だったのか……という疑問が出てくるがな……」
警官「ほう……?それは?」
與鷹よたか「……例えば氷の弾丸を圧縮空気を用いて撃ち出せば、現場には硝煙反応も銃弾も発見されないな」
邦武ほうむ「……なるほど!そいつは盲点だ!!」
與鷹よたか「まぁ、だが、この方法は、摩擦で氷が溶けてしまうってな欠点があるんだが……」
つかさ「……確かに……相手に到達する前に溶けてしまえば、空砲となんら変わらんな……」
白拍子かんな「謎の無差別発砲事件のことですね!?」
と、そこへ、かんなが参上、会話に乗り込んでくる
邦武ほうむ「おお、あなたは……運の女神……いやはや、これで事件は解決したも同然だな!」
一同「……」
……いや、確かに、かんなの超運をもってすれば、事件は解決したもどうぜんだけど……警官も警官らしく
もう少し考えようよ……


続

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