B.B.B. 外伝
10の馬鹿 〜迫り来る…恐怖? 後編〜



馬鹿研究所にやってきた馬鹿の両親と信子の一家……そして話は馬鹿の兄弟姉妹の話になり……今、馬鹿の
一家の過ちが明かされる!?
天四斗あまよと、馬鹿研究所
加糖万化ばんか「……今から我ら夫婦が犯した過ちについて話そう……」
一同「……」
ゴクリと固唾を呑む
万化ばんか「あれは……お前が生まれて間もないとき……俺達夫婦は馬鹿を連れ、イチャイチャしながら産婦人科
 を後にしたのだ……だが、家に帰って……兄を産婦人科に忘れたことに気がついたのだ!!」
馬鹿「待て待て待て……ちょっと待て……」
万化ばんか「何だ!?」
馬鹿「何か根本的に間違ってないか!?」
加糖由佳「まだ続きがあるのよ……」
万化ばんか「むろん、俺も漢だ!すぐさま産婦人科に引き返し、お前の兄を探したのだ……ところがだ、ドコを
 探しても見つからなかったのだ!!」
一同「ええええ!?」
由佳「後で分かったんだけどどうも誘拐されちゃったらしいの……」
一同「何ですと!?」
万化ばんか「身代金の要求も無いし、犯人の特徴も分からずじまい……結局事件は迷宮入りになってしまったのだ」
馬鹿「んなっ!?そんなことが!?」
ひや信子「ははぁ、ダーリンが生まれて間もないころの出来事だったからダーリンが覚えていないのも無理ない
 んだね」
万化ばんか龍剣たつるぎよ……若さゆえの過ちを許してくれ……くっ……」
万化ばんか、男泣き……
※ってか『若さゆえの過ち』なのか!?
信子「……ってちょ、ちょっと待って」
由佳「ん?なぁに?」
信子「ちょっと前に代々『ば』で始まる名前か『ば〜』と読める漢字をつけるんじゃなかったんですか!?」
万化ばんか「それなんだ!!そのルールさえ従っていたならば、間違って忘れることもなかっただろうに……だが
 そのときに考えていたもう1つの名前っていうのも『羅門』なんだ……」
※間違ってます……すさまじく……ってか『羅門』と『龍剣リュウケン』って……63代目北斗神拳伝承者ですか?
由佳「ごめんね、龍剣たつるぎ、バカな由佳っぺで……うっうっ……」
涙ぐむ由佳
馬鹿「……全くだ……」
パンッ
すると、といきなり手を叩く由佳
一同「わっ、ビックリした……」
由佳「さ、暗ぁ〜〜〜い話はここまでにして、次の話題にいってみましょうか」
馬鹿「そんな何事もなかったかのようにサラっと……」
万化ばんか風来人ひや・らいと「寝室は同じ部屋なのか!?」
馬鹿、信子「なっ、違うっての!!」
キッパリ否定(声をそろえて)
由佳「当たり前でしょ!」
信子(やっぱり……だよね?)
由佳「一つ屋根の下、まして一つ布団の中なんて仲じゃトキメキも恋愛感情も長続きしないのよ」
信子「って、そういうことですかい……」
万化ばんか「……さて、何だかんだ言って長居してしまったが……」
馬鹿(やっと帰るか……)
由佳「後は若いもの同士、ごゆっくりするのよ!」
一同「だ〜〜なんでやねん!!」
・
・・
・・・
そして、馬鹿の両親、信子の一家は去って行った……
馬鹿「ふぅ〜〜、やっと帰った」
信子「本当……一時はどうなるかと思った……」
狗訴くそ「……ウチの一家とかも来ないよな……来たら追い返すぞ……」
馬鹿「ハハハ……俺もそうすればよかったよ……」
信子「霄花そうかは?」
凌霄花しのぎ・そうか「ウチは来ないように言ってあります。その最大の理由はお土産……またどうせ1を7とか、十を千
 とか書き間違えて大量に持ってくるに決まっていますもの!」
一同「……」
しのぎ財閥総帥……治す気無いんですね……
……と、言うわけで馬鹿の過去やら信子一家の名前のヒミツも明かされた今回……ちなみに、今後、この
2人の家族が出演することは……ま、無いんじゃない!?
馬鹿の両親、信子の一家「ええええ〜〜!!?」
馬鹿、信子「よかった〜〜」


END

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