B.B.B. 学園編
97の馬鹿 〜世にも愧死きしな『音楽』〜



松葉隆美の恋人を探すため……突如生徒を全員参加させて学校で合コンを開始……さてさて……一体どう
なるのやら……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・音楽室
松葉隆美「で、大事な話なんだけど……」
生徒「はい!?」
隆美「2次会のホテルはどこがいい!?」
生徒「何かする気満々じゃねえか!!」
一同「……」
隆美「なっ……失礼ねぇ……ホテルのレストランで夜景を見ながらカクテルを……」
生徒「未成年に酒を飲ますなぁ!!」
馬鹿「……あの人はまともな先生だと思ってたけど……」
ひや信子「……暴走してるんじゃないの?……ま、そんなことより、ダーリン、デュエットしよっ」
馬鹿「ちょ、信子!?」
隆美「そうね……未成年の飲酒は赤ちゃんを造れなくなる虞に繋がるものね……」
一同「どこに繋げて考えているんだ!あんたは!」
隆美「子孫を残す事は大事なことよ!!」
一同「……」
……さて、唐突ですが、ここでアブない保健教師に連れ去られた砌奈せいながどうなっているのかを……中継
怒零湖ドレイコ工業、保健室
黒波砌奈せいな「……ん……むぅ……」
はざま黒姫「あ?気がついた!?」
砌奈せいな「はっ!?……こ……ここは!!?」
黒姫「アナタが突然眠り出すから保健室に運んだのよ……」
砌奈せいな「その前に何か『ぷすっ』って音が聞こえたような気がしたんだけど、気のせいですか?」
黒姫「気のせい気のせい♪……そんなことより、みなさい!自分の姿を!」
バっと鏡を持ち出す黒姫
砌奈せいな「ん!?……戻ってい……ないってか……何だあ!こりゃあ!!?何か前より(胸が)大きくなって
 いるぅう!!」
黒姫「実験はペルフェクティオよ!砌奈せいなちゃん。これで世界の貧乳は救われるのよ!」
砌奈せいな「僕で実験するなぁ!!」
黒姫「あ〜〜ら、私の目の前で眠り出したあなたが悪いのよ……んふふ……」
砌奈せいな「……」
黒姫「さぁて……次はどうしようかしらん……」
砌奈せいな「や……やめてぇ〜〜〜」
ドダダダッ
脱兎の如く逃げ出す砌奈せいな
黒姫「うふふ〜〜、逃さないわよ〜〜、脱兎の如く逃げようが実験動物ラットの如くいろいろ試してあげる
 んだから」
砌奈せいな「もういや〜〜!!誰か助けて〜〜〜」
胸をふるふるさせながら(女の子走りで)走り去っていく魅惑的な……元男・黒波砌奈せいな砌奈せいな「……一番イヤなのは日に日に女の子っぽくなっている自分〜〜〜!!も〜〜ッや〜〜!!」
・
・・
・・・
さて、話は戻って……
隆美「さぁて、合コンも盛り上がってきた事だし!」
一同(約1名だけな……)
隆美「次は婚約記者会見よ!」
一同「飛躍のしすぎだぁ!!!」
馬鹿「ってか先生、相手の名前も知らずにそんなに進めて大丈夫なんですか!?」
隆美「名前ぇ!?」
偽馬鹿「おいおい、馬鹿、相手は先生だぞ。生徒の名前くらい知っているって……」
馬鹿「あ、そっか……」
隆美「あ〜〜、そう言えば……名前まだ聞いてなかったわね?!」
一同「覚えてないんかい!」
隆美「何を言う!毎年生徒が変わるんだから全員の生徒の名前を覚えていたら頭がパンクするわよ!」
一同「威張って言うことか!」
隆美「で、あなたお名前は?収入は?学歴は!?」
一同「学歴は今高校生だろうが!さらに収入って……おこずかいとバイト代くらいだろ!」
生徒「……聖血光潜ひじりち・こうせん学歴は怒零湖ドレイコ工業情報工学科、今年卒業見込み。収入は大体月
 4〜5万で趣味は……」
一同「そこも律儀に答えるなよ!」
隆美「よし!光潜こうせん!さっそくデートよ!目的地はウチの実家!」
一同「それ!デートじゃねぇだろ!!」
ズルズルズルズル
引きずられていく光潜こうせん
一同「お〜〜い、アンタも少しは抵抗しろ〜〜」
……こうして生徒に手を出した隆美先生は……死ぬほど恥ずかしい思いをしながら交際を始めたのであった
……
隆美「これで独身卒業よぉ!!」
一同「をい……」


END

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