B.B.B. 激闘編
121の馬鹿 〜激突!黒帝団戦役 その4〜



黒帝団、怒零湖ドレイコ工業へ急襲す……そして、馬鹿一行との死合が始まった!
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
奴柱どじ馬脱まぬけ狗訴くそが死合っている最中、嘘阿呆は……
鏈属帆卯鎌れんぞくほ・うかま「お前が俺の相手をするか……フッ……我が炎光烈蹴拳えんこうれっしゅうけんにどこまで太刀打ちできるか……
 見ものだな……」
ゴゴウっと炎を纏う卯鎌うかまと対峙していた……
嘘阿呆「フン……」
コオオオオッ
嘘阿呆もブーストし、刃に炎を纏わせる
嘘阿呆「だったら……どっちの炎がすげぇか勝負と行くか!」
ドドッ
と、言うわけで一足飛びかかる2人
ズ……ドゴオオオンッ
そして、すれ違い……両者無傷で背中を向け合う
卯鎌うかま「……やりますね……」
嘘阿呆「フン……」
嘘阿呆(強い……炎を操る力は奴の方が上か!?……加えて奴は武器は両の拳……こりゃちょっとマズイ
 かもな……)
と、そんなことを思っていると……
卯鎌うかま「では……次、行きますよ?」
ぐおっ
炎を纏った拳を構えなおす卯鎌うかま
嘘阿呆「ハッ!先手必勝!爍蠍球砕しゃっかつきゅうさい!」
ドゴアアッ
炎のオーラを収束させて巨大な火の玉を作り卯鎌うかまに投げつける嘘阿呆
卯鎌うかま「フンッ……炎砕掌えんさいしょう」
ゴウンッ
炎を纏った拳で殴りかかり、火の玉を吸収する
嘘阿呆「んなぁ!?……俺の炎が!?」
卯鎌うかま「どうした!?……呆けている場合じゃないぞ……?」
ズドンッ
そして、衝撃
嘘阿呆「ぐふぅ!!?」
ザガガガガガガガガッ
そのまま弾き飛ばされる嘘阿呆
卯鎌うかま「炎使い同士の闘いならば相手の炎を吸収することを考えるのはセオリーだぞ?」
嘘阿呆「……うっ……」
卯鎌うかま炎輪架えんりんか!」
ドドドドッ
炎のチャクラムが嘘阿呆に襲い掛かる
嘘阿呆「だったら……こっちだってなぁ!爍蠍殲陣しゃっかつせんじん!」
ドゴアアアアッ
炎のオーラを辺りに放ち、一面を焼け野原にしようと極める
卯鎌うかま炎剪掌えんせんしょう!」
ゴギュアッ
炎を纏った両手で炎を挟みこみ、焼き千切る
嘘阿呆「何ぃ!?」
卯鎌うかま「……2の手、3の手を考えておくのもセオリーだ……そんなことも知らずによくもまぁ……」
ヒュオアッ
一気に間合いを詰め……
卯鎌うかま「今まで闘ってこれたものだ!」
ドゴギャアアアッ
そして繰り出される拳を何とか刀で受けつつも、弾き飛ばされる嘘阿呆
嘘阿呆(つ……強ぇええ……)
ザザザザザッ
筌聚覃ウェスタ(こんな時こそ燃えるような熱き魂で反撃よ!……自分の内に秘めた猛る炎を信じなさい!)
嘘阿呆(猛る炎……)
筌聚覃ウェスタ(そう、熱く猛る炎!!バーニン・ハートよ!)
※こんなアドバイスをする神様も何かイヤだ……
卯鎌うかま炎輪架えんりんか!」
ドドドドドッ
さらに迫る炎のチャクラム
嘘阿呆「うおおおお!!!」
コオオオオオッ
2段階ブースト……その輝きは嘘阿呆の炎を猛らせ、迫るチャクラムをも取り込む
卯鎌うかま「ほう!?」
嘘阿呆「はあっ!」
ガインンッギギインンッ
炎を纏った刃で炎を纏った両手に斬り込む嘘阿呆
卯鎌うかま「少しは出来るようですね……」
嘘阿呆「少しかどうか……その身で思い知れ!!」
ゴビュアゥッ
卯鎌うかまへの横薙ぎ、と同時に卯鎌うかまの纏っていた炎が嘘阿呆の刀に吸収される
卯鎌うかま(ぬぅ!?我が炎が!?)
ザザッ
咄嗟に退く卯鎌うかま、だが、その隙は見逃さない……
嘘阿呆「そこだ!!爍蠍葬爛しゃっかつそうらん」
ドゴアアアアアッ
炎のオーラで蠍を具現化し、その尻尾で卯鎌うかまを焼き貫く
卯鎌うかま炎星殺えんせいさつ!」
ドドドドドッ
炎の弾を5つ作りその炎で五芒星を描くように蠍を囲む……が、1歩遅く、炎に包まれる卯鎌うかま
卯鎌うかま「ぬ……ぬおおああああ!!!?」
嘘阿呆「……終わりだ!」
卯鎌うかま「……フフ……どうやら……少し過信していたようですね……」
ドサッ
……鏈属帆卯鎌れんぞくほ・うかま……それはもう爽やかに敗北……


続

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