B.B.B. 激闘編
115の馬鹿 〜破滅の因子恐慌! 前編〜



宇宙の彼方
*「……恐れていたことが……ついに現実になってしまった……」
*「破滅の因子が……活性予備段階までに……覚醒している……」
*「だからこそ……完全覚醒だけはなんとしてもとめなくてはならない……」
*「しかし、コレまで悉く失敗に終わった破滅の因子の排除……成せるか!!?」
一同「……」
无疆むきょうともがら……沈黙……
*「だったら……俺が行く……俺が……ヤツを殺す!」
奥底から声が聞こえる……
一同「!!」
*「ハミルトン……一族のならず者が……」
ハミルトン「俺を出せ!俺ならば……破滅の因子を消し去る!!いや、消し去って見せる!!」
*「ならぬ!貴様ごとき欠陥品が……破滅の因子の相手になると思うな!」
ハミルトン「何ぃ!?」
*(待て……)
*(どうした!?)
*(ここは……ハミルトンに任せてみるのも一興かと……)
*(遊びではないのだぞ……)
*(待て、確かにハミルトンは欠陥品で一族のならず者だ……だが、パワーだけは……あるいは破滅の因子
 を上回っているかもしれん……)
*(……しかし……)
*(それにだ……仮に破滅の因子に滅ぼされても……それはそれでよいではないか……)
*(……なるほどな……)
*「よかろう……禁固ナンバー00i3j2k……ハミルトン……破滅の因子の抹殺を命ずる」
ハミルトン「フフフ……」
ゴオオオオンッ
……そして、また、无疆むきょうともがらの刺客が迫る……
・
・・
・・・
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
ハミルトン「フフフ……フハハハハ!!ハァ〜〜〜〜ッハッハッハッハッハッハ!!自由だ!!俺は自由だ!
 破滅の因子を滅ぼし……さらなる自由を手に入れてやるぞ!!フフフ……フハハッハ……ハハハハ」
偽馬鹿「破滅の……因子だとぉ!?」
嘘阿呆「……偽馬鹿……ヤツは……」
偽馬鹿「ああ、无疆むきょうともがらの刺客か……ここんとこ音沙汰が無いと思っていたが……」
※この2人はなぜグラウンドにいるのかって……?さぁ?(うぉい!)
ハミルトン「貴様ら……破滅の因子に組するものか……」
偽馬鹿「ヘッ……だったらどうだってんだ……」
スララッ
コオオオッ
既に抜刀し、ブーストする2人
ハミルトン「フッ……」
バリバリバリバリッ
数のデータを圧縮して刀を作り出す
ハミルトン「まずは腕鳴らしと行くか……来い!」
偽馬鹿「いい度胸だな……」
嘘阿呆「吹き飛べ!爍蠍球砕しゃっかつきゅうさい」
偽馬鹿「霄凰震鐶しょうおうしんかん」
ズドゴギャアアアッ
ハミルトンを真空の渦に閉じ込め、炎のオーラを収束させて巨大な火の玉を作り投げつける
ハミルトン「ぬるいわぁ!」
ボッ
偽馬鹿、嘘阿呆「な……何ぃ!?」
瞬時にかき消される
ハミルトン「フンッ……ξクスィー・トゥー」
ズドムッ
数を圧縮、凝縮して作った剣閃が偽馬鹿、嘘阿呆に飛ぶ
偽馬鹿、嘘阿呆「ぬ……うおおおおお!!!」
ズズズズズズズッ
受けるが……飛ばされる2人
偽馬鹿、嘘阿呆(ぐっ……コイツ……今までの无疆むきょうともがらと違う!?)
ハミルトン「どうした?……まだまだ遊びはこれからだぞ?」
偽馬鹿「なめやがって……」
嘘阿呆「うおおおおお!!」
コアアアアアアッ
さらにブーストし、迫る剣閃を弾き飛ばす
ドンッ
ハミルトン「ほぉう?」
偽馬鹿(チィ……)
嘘阿呆(こいつぁヘビーだぜ……)
ハミルトン「フフフ……ならば……次はどうかな!?」
ズズズズズッ
偽馬鹿「ちぃ……」
嘘阿呆「……何でも……来いってんだ!!」
……新たなる无疆むきょうともがらの刺客は……一味違う!?……偽馬鹿、嘘阿呆はこの刺客を退けることが出来る
のか……そして……馬鹿よ……お前は今、どこに!?


続

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