B.B.B. 激闘編
107の馬鹿 〜動き出したH・T その2〜



H・Tついに動き出す!?……とりあえず馬鹿に宣戦布告を行いに行ったH・T……そして、そのとき
馬鹿は……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
四星天剣(……やっと俺のことを呼んだな……馬鹿……しかし、神に向かってため口とは……なかなか
 度胸のあるヤツだな……フフ……まぁ、それでこそ馬鹿なのだがな……)
馬鹿(……今はそんなことを語っている暇じゃねぇ……)
四星天剣(……)
馬鹿「うおおおお!!!」
コオオオオッ
馬鹿の刀がさらに輝きだし……
H・T「……フンッ……」
ギインッ
そのまま組み合う両者
H・T「ハイブーストにソウルブーストまで使えるとは……面白い!それがカオサイトを退けた力と言う
 わけか……」
馬鹿「何をワケの分からないことを!!」
ギリギリ……
そして、組み合う2人……
四星天剣(……巌華爛曦げんからんきか……マズいな……)
馬鹿(は?)
四星天剣(巌華爛曦げんからんきは正真正銘の神器だ……それを相手に攻めるとなると……フム、しかし、相手は神器
 だけを手にしていてどうやら神の力は持っていないようだな……勝負は五分五分か……)
馬鹿(フン……だったら神器には神器を……だ!あるんだろ……お前にも……)
四星天剣(擾悪天断じょうおてんだんか……だったら無いぞ)
馬鹿(は!?……何を!?)
四星天剣(アレは今、手元に無い……)
馬鹿(ソレくらい分かる!)
四星天剣(最後まで聞け……)
と、ここでしばし沈黙……
四星天剣(確か、ノワール神話は知っていたな……)
馬鹿(お前の活躍を崇めたアレね……)
四星天剣(……つまり、そういうことだ……)
馬鹿(は!?……意味が分からないんだけど……)
四星天剣(今現在、どこにあるか分からないってことだ……)
馬鹿(使えない……)
四星天剣(最も……本当はそうでは無いのだがな……)
※ちなみに、この最後の言葉は馬鹿には聞かせていません。
ギャンッババッ
刀を捌いて距離を取る馬鹿
四星天剣(一気に攻めるぞ……)
馬鹿(え?……ああ……)
馬鹿「ハッ!擾悪覇王吼じょうおはおうこう!」
ドキュオアアッ
青く輝く粒子を撒きながらH・Tに斬りかかる馬鹿
H・T「辜磊搶攘こらいそうじょう!」
ドオンッ
四星天剣(無駄だ!)
H・T「ぬっ!?」
ガイイインッ
石化は起こらず、そのままH・Tへ刃は迫り、H・Tも何とかその刃を受ける
H・T「……ふ……フフフ……」
ゾワッ
馬鹿「くっ……」
ザザザザザッ
何か悪寒を感じ咄嗟に距離を取る馬鹿
四星天剣(……今のは……?)
馬鹿(ん?)
四星天剣(いや、何でもない……)
馬鹿(何だよ?そりゃ?)
四星天剣(……まさか……な……)
※神の声で馬鹿に聞こえる場合と聞こえない場合の書き分けをどうしようか……悩むところだね。あ、ちなみに
 今のも最後の四星天剣の声は馬鹿には届いて無いよ。
H・T「フフフ……フフフ……」
馬鹿「何がおかしい!H・T!!」
H・T「馬鹿……今回はこれまでにしておこう……」
馬鹿「ハッ……ふざけやがって!何をほざく!」
ダッ
飛び込む馬鹿
四星天剣(やめろ!)
H・T「さらばだ!馬鹿!……次に逢う時は手加減はせんぞ?」
ビヒュオアアアッ
馬鹿「グッ……」
H・T……風と供に去りぬ……
一同「わあ!!?」
と、同時に金縛りも解ける
馬鹿「……く……くそっ……」
偽馬鹿「馬鹿……」
馬鹿「……ん?」
嘘阿呆「……ヤツは間違いなく強い……アレは遊んでいる……そんな様子だったぞ……」
馬鹿「……」
ダッ
一同「だ……誰だ!?」
と、そこに新たな人影が出現す……さてさて、この人の正体は!?


続

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