B.B.B. 激闘編
68の馬鹿 〜血塗られた初恋! その1〜



これは……馬鹿が置き忘れた過去のメモリー……そして、シトリンとの因縁の元……そんな『存在』に
纏わるストーリー
某所
*「……破滅の因子の活性反応は?」
*「……今のところありません。……しかし、それに似た波動は感知されています」
*「……」
*「やはり、早急に手を打たなければならぬか……」
*「……お任せを……今回こそ……破滅の因子を屠ることが出来るはずです」
*「フン……我らの計算も……破滅の因子の前では無意味だがな……」
一同「……」
・
・・
・・・
そして……また无疆むきょうともがらの刺客が……やってくる!?
天四斗あまよと、商店街
凌霄花しのぎ・そうか「ん〜〜、これくらいでいいかしらね?」
狗訴くそ「……まぁ、足りると思うけど……」
食料の買出しに来ている2人
霄花そうか「さて、では帰りましょうか……」
と、狗訴くそを見ると……
狗訴くそ(なっ……あいつは……いや……まさか……)
通りの向かいを見て驚いている
霄花そうか「……狗訴くそ……?……どうかしたの?」
狗訴くそ「え!?……あ、いや……」
霄花そうか「……なら、いいんですけど……」
天四斗あまよと、馬鹿研究所
ひや信子「おかえり〜〜」
狗訴くそ「……」
馬鹿「ん?どうした?狗訴くそ?……何か考え事でも!?」
狗訴くそ「……実は……さっき街角で……紫羅欄花しあみ・らんかを見かけ……いや、多分違うと思う
 ……」
馬鹿「何……!?」
信子「ダーリン♪……誰?その人?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
笑顔でジルコニウム合金のフライパンを手に凄まじい殺気を放って背後に立つ信子
馬鹿「どぅおあ!?……お、落ち着け、落ち着けって……只の昔の知り合い……って言うか……」
狗訴くそ「……ぶっちゃけ言うと馬鹿の小学校時代の初恋の相手っす」
信子「ふぅ〜〜〜〜ん?」
霄花そうか「小学校卒業と供に離れ離れになっていた……と、いうことですか?」
馬鹿「……違う……あいつは……卒業はしていない……ハズだ……」
霄花そうか「へ!?」
馬鹿「……6年の夏に突如失踪し、遂に帰ってこなかった……それが彼女だ……」
信子「はへ!?」
狗訴くそ「ちなみに、朱人章(チュー・レンチャン)と恋のライバルだったんですよね?」
馬鹿「……ああ、それが今も因縁となって続いている……ってな感じだな……」
※馬鹿とシトリンの間の因縁……それは紫羅欄花しあみ・らんかだった!
信子「そっか〜〜、ダーリンの初恋の相手だったんだね〜〜〜」
馬鹿「……まぁ、そうだけど……」
信子「良かった〜〜、初恋は実らないって言うし〜〜」
一同「……」
※ってか小学6年に失踪した女の子って今(高校2年)でも見分けつくのか!?
馬鹿「……ちょっと行って来る……商店街で見かけたんだよな?」
狗訴くそ「え?……ああ……」
信子「ダーリンッ、私も行く〜〜」
抱きっ
馬鹿「ちょ……」
……と、言うわけで、楽しいデートの始まりです。(違うから!)
天四斗あまよと、商店街
馬鹿「……時間的にそう遠くへ行っていない……と思うんだがな……」
信子「失踪の原因とかって何だったの?」
馬鹿「……一切不明だ……神隠しにあったんじゃないか……ってことになったんだ……」
信子「ふ〜〜ん」
と、そのとき……
ドドドドドドドドドッ
*「見つけたぜ!馬鹿ぁ!!」
馬鹿「この声は!?」
シトリン登場!!
馬鹿「シトリン……」
シトリン「今日こそ貴様を斃す!」
スラッ
抜刀して睨みつけるシトリン
馬鹿「ハッ……勝手な行動してっと俺じゃなく、お前の上司みたいなヤツに斃されるぞ」
シトリン「フン、今回はちゃんと許可をもらってきたんだよ!さぁ!死合え!馬鹿!!」
馬鹿「……今はお前と遊んでいる暇は無い……だから手っ取り早く終わらせる!」
スラッ
馬鹿、抜刀、そして、両者は対峙する……さて、狗訴くそが町で見かけた紫羅欄花しあみ・らんからしき人物は……本当に
紫羅欄花しあみ・らんかなのか!?


続

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