B.B.B. 激闘編
20の馬鹿 〜馬鹿狙うは暗殺者 中編〜



馬鹿を暗殺する為……プロの暗殺者、淺倉真が立ち上がる……さぁ〜〜て、馬鹿は生き延びることができる
のか!?
天四斗あまよと、某所
淺倉真あさくら・まこと「ターゲットを確認……」
ひや信子「ダ〜リン♪」
抱きっ
馬鹿「ちょっ……」
まこと「排除開始!」
パヒュンッ
信子が馬鹿に抱きついたことを見計らっての射撃……
がい〜〜ん
まこと「どぅえ!!?」
だが、銃弾はなぜか弾かれる
まこと「ななな……何ぃ!?え!?ええ!!?えええ!!!?」
これには流石にまこともビックリ!!
まこと「ちょ、何、今の!?」
※きっと2人の(ってか信子の一方的な)愛のオーラが銃弾を阻んだ……ってな(マテコラ!!)
まこと「あああ、ありえん!ありえんぞ今の!!何!?ええ!!?」
……ひとしきり慌てた後……
まこと「……くっ……プロの暗殺者はいかなるときも動揺を隠すもの……落ち着け……俺……そして、
 プロの暗殺者は不用意に人前に姿を現さぬもの……だが、今回は例外だ!こうも失敗が続くなどと……
 プロとして失格である!!」
※自分で『プロ』、『プロ』と連呼するのもどうかと思うのだが……
まこと「……仕方あるまい……ここは直接ターゲットを殺す……これしかあるまい……」
・
・・
・・・
と、言うわけで……
天四斗あまよと、馬鹿研究所
ピンポ〜〜ン
馬鹿「んむ!?お客!?」
狗訴くそ「あ、はい、どちら様で?」
馬鹿と信子がお取り込みの最中なので(馬鹿はちょい迷惑……)変わりに狗訴くそが……
まこと「ちょっと消防署の方から来たのですが……」
※うわッ!プロがそんな言い回しでいいのか!?
狗訴くそ「消火器なら間に合ってますが……」
まこと「いえいえ、本日はお宅の消火器の点検に来たのでして……」
凌霄花しのぎ・そうか「まぁ、そうでしたの?すみませんわ〜」
※……霄花そうかさん……アンタもここに住んでいるのですか!?
霄花そうか「まったく、またパパが数字を間違えて注文してしまって、困っていたところでしたのよ……」
まこと「は……はぁ?」
霄花そうか「1と7と間違えたお陰でこっちは大迷惑なんですのよ!!全く、返品すればいいものを……お金がある
 からしなくていいだなんて、何を考えているのかしら……」
まこと(6個くらい……大したこと無いじゃないか……)
まこと「それはそれは……」
霄花そうか「あ、すいません。つまらない話で……」
まこと「いえいえ、」
霄花そうか「では、消火器の点検、しめて6000……お願いしますわ」
まこと「ちょ、ちょっと待て!!」
霄花そうか「……はい?何か……」
まこと「……今、何か6000ってトンでもない数字が出たと思ったんですが……」
霄花そうか「あ、すいません。折角消防署の方が来たんですから5990個ほどお持ち帰りになって頂けませんかしら」
まこと(ちょ、ちょ、ちょっと待て!何!その量!?オカしいだろ……な、絶対にオカしいだろ!何さ6000って
 !!)
プロの暗殺者……とっても慌てふためく……
まこと(え〜〜〜い!!こうなったらヤケだ!!!)
まこと「わ、分っかりました!!」
と、言うわけで消火器6000個が保管してある地下倉庫へとやって来たまこと
どぉ〜〜〜ん!!
まこと「うげぇ!」
まこと(ま、いいさ……適当に確認作業をしていると思わせてスキを見て馬鹿を殺せばOK!)
と、点検作業を開始していると……
馬鹿「ふぅ、確かこの辺にアレがあったよな……」
まこと(チャ〜〜ンス!!)
バッ
ナイフを隠し持ち馬鹿へと忍び寄る
馬鹿「ん!?」
まこと「のわ〜〜〜!!?」
馬鹿「……何!?」
イキナリ気配を気付かれたことと……刀を持っていることに驚くまこと
まこと「いいいいいい……いえいえ、なんでも……ありません!!」
馬鹿「……あ、そう……」
すたすたすたすた
何事も無かったかのように歩き始める馬鹿
まこと(プロの暗殺者たるこの俺の気配を察知するとは……あいつ……出来る!!……ってか何で刀持って
 んだ!!くそっ……ナイフじゃ分が悪いぜ……)
……何か話がムダに伸びている気がするけど……馬鹿暗殺計画は……どうなるのかなぁ!?


続

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