B.B.B. 激闘編
14の馬鹿 〜阿呆の脱走寸劇! その2〜



馬鹿の無茶苦茶な人体実験やらその他もろもろについに嫌気が差した阿呆は馬鹿研究所を飛び出した……さて
どれくらいで戻ってくるのかな〜(戻ってくること確定かよ!?)
天四斗あまよと、商店街
嘉禎京氏かてい・きょうし「さぁて……死んでもらおうか!阿呆」
ゴリッ
拳銃が額に押し付けられる
阿呆「うひぃいい〜〜〜、せせせせ、先生……街中で発砲したら……いくらなんでもマズイんじゃ!?」
※それ、最初に撃った時に言えよ……
京氏きょうし「……むっ……それもそうか……くそっ……阿呆!続きは教室でな!」
阿呆「まだ殺す気満々ですか!!」
京氏きょうし「うるせぇ!俺は忙しいんだよ!早くあのお方に逢わないと……」
ダダダッ
そして京氏きょうしは去っていく
阿呆「……助かった〜〜〜」
……と思ったのも束の間……
ドガシャンッ
阿呆「のごへあ!!?」
イキナリ吹き飛ばされる
偽馬鹿「おっや〜〜〜!?何か障害物があると思って蹴り飛ばしたら……馬鹿研究所んトコの実験動物
 じゃねぇか!」
阿呆「誰が実験動物だぁ!!」
偽馬鹿「……すまんモルモットの間違いだったな……」
阿呆「変わらねぇよ!」
偽馬鹿「……さて馬鹿に関わるヤツだから今のうちに始末しておくか……」
チャッ
刀に手をかける
阿呆「のひぃい!!」
偽馬鹿「……いや、しかし、こんなゴミにも劣るクズを消したところで……俺の沽券に関わる……ここは
 ……」
阿呆「うぉい!!」
偽馬鹿「ちょっと俺の実験動物になりやがれ!?」
チャキッ
刀を喉元に突きつけて説得(?)
阿呆「はい!なります!喜んで!!ですから、刀を納めてください!!」
偽馬鹿「おっし!じゃ、目隠しな」
阿呆「え!?」
偽馬鹿「テメェが馬鹿に俺の研究所の場所を教えたりしたら困るんだよ!!」
阿呆「あ……そういうこと……」
※でも、阿呆だから大丈夫だと思うけどなぁ……
・
・・
・・・
天四斗あまよと、偽馬鹿研究所
偽馬鹿「さて、早速だが俺の開発したパワードスーツをつけてもらおう……この俺様がSMR−0083β
 のデータを元に開発した新作品!SMR−0123α……ITインパルス!」
どど〜〜〜んと出て来たる白銀のパワードスーツ
※スーパー巫女巫女ロボ(SMR)ってことはメカチックな巫女装束なんでしょうか?……うわっ……
 阿呆が着ているところを想像したくねぇ……
阿呆「……はぁ〜〜」
偽馬鹿「コイツの戦闘力テストと言うことでちょっと馬鹿研究所を襲って来い!!」
阿呆「いや、あの……ここからだと馬鹿研究所へどうやって行けばいいのかよく分からないんですが……」
偽馬鹿「チッ……使えないやつだな……」
※目隠ししてつれてきたお前が悪い……
偽馬鹿「天四斗あまよと商店街まで自動的に送ってやるからあとは自力で行け!」
阿呆「え〜〜!!」
とかぶつくさ言っている阿呆だが、当然阿呆にそんなことを言う権利はなく……
偽馬鹿「つべこべ言うな!飛んでけ、ぎゃらくし〜!」
ドゴアッ
阿呆「たわばっ!!」
キラ〜〜〜ン
見事に飛んでいく阿呆
偽馬鹿「……さ、じゃ、次の開発でも行うか……」
……阿呆、宇宙そらを逝く……
阿呆「そっちの『そら』じゃないし!そっちの『いく』でも無いっての!!」
ドオオオオオンッ
天四斗あまよと、商店街
そして、ものの見事に商店街に激突する阿呆……
阿呆「げふっ!?……着地失敗じゃねぇか……これ!?」
とかいいつつも阿呆自体に怪我は無い……
阿呆「……ま、いっか……とにかく……まずは打倒馬鹿!ふふふ……馬鹿!この生まれ変わった阿呆が
 貴様をこっぺぱんに打ち砕いてやるから覚悟しやがれってんだ!はっはっはっはっは!!」
※『こっぺぱん』じゃなくて『こてんぱん』な……(え!?他にも言い回しがあるんじゃないかって……?)
 ……あるかも……
……と、言うわけで偽馬鹿の走狗と成り果てた阿呆……馬鹿研究所に逆襲す……そのとき……馬鹿は!?


続

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