つくがく de SS
課外活動の15



ある日、最近頭角を現してきたヤクザの一派、龍桜中幇りゅうおうちゅうほうに眼をつけられたレイン・・・早速単身で港のアジトへ
と乗り込み、それを心配した(フィル以外の)一行は戦力となりそうな人材を引き連れて港の廃倉庫へと訪れた
のだが・・・そこは・・・レイン無双のような状態であった・・・
レイン「・・・早く来なさいな・・・ぱっぱと終わらせて学園に帰らなきゃいけないのよ・・・」
*「その言葉・・・地獄で後悔しろ!」
*「行くぞ、ものども!」
一同「おおおおっ!!」
ドドドッ
ボスと腹心を中心に一気に襲いかかる龍桜中幇りゅうおうちゅうほう・・・それを迎え撃つレイン
ライリス「はっ!?・・・こ、こうしちゃいられないわ・・・みんな・・・」
準備はいい?と、後ろを振り向いてみんなの動向をうかがったその時・・・
レイン「ビッグバンシュ〜〜〜トッ」
カカッ
ズムグオオオアアアアアアッ
一同「のわぎゃへえ〜〜〜〜!!?」
闘気の篭もった必殺の一撃を繰り出すレイン・・・そのまま龍桜中幇りゅうおうちゅうほうの面々は倉庫の屋根と共に宇宙にまで
カッ飛ばされる
天然蛍あましか・けい「あ〜〜〜、終わったね・・・」
一同「・・・」
物凄く呆気なく・・・終焉を迎えてしまい・・・流石に唖然とする一行
※ちなみに・・・宇宙に吹っ飛ばされちゃったりしてますが・・・死者は・・・ゼロですよ・・・多分。
 (多分って・・・)
レイン「・・・ふぅ・・・」
一仕事終えてスッキリしたレイン・・・と、そこへ、フィルが駆け寄り声をかける
フィル「レイン・・・」
レイン「あ、フィル・・・どうしたの?」
フィル「えっと・・・」
一同「いや、どうしたの・・・じゃないから・・・」
今までの出来事が何もなかったかのようにふるまうレインに、流石に一同はガックリとする
中倉新八「・・・ともかく・・・一旦戻るでござるよ・・・」
ルイン「・・・そう・・・だな・・・」
折角戦力としてやってきた新八とルインなのだが・・・活躍の場が無いまま終わってしまい、放心状態に・・・
けい「じゃ、帰ろう、帰ろう。唐津が鳴くから帰ろう・・・」
一同「唐津は鳴かないッ!!」
けいは1人、ぱっぱと帰る準備を行い・・・それを一同がすかさず突っ込む
そして、一行が龍桜中幇りゅうおうちゅうほうのアジトを出て行ったあと・・・
*「ぬ・・・ぬぐぐ・・・」
*「ボス!」
*「・・・おのれ・・・このカリは・・・いつか必ず!!」
龍桜中幇りゅうおうちゅうほうはこれにて瓦解したのだが、そのトップと腹心が後に、とある学校を牛耳り、生徒を蹂躙する日々を
送ったり、生徒にクーデターを起こされたりするのだが・・・それはまた別の話である。
※・・・と、言いますか・・・Eighter本編で・・・
・
・・
・・・
ツクール学園
レイン「フィル、迎えに来てありがとね」
フィル「え・・・あ、うん。」
じゃ、とかいって、レインは踵を返すと・・・
ライリス「待ちなさい!レイン!」
レイン「・・・はい?」
あくまでも何事も無かったかの如く立ち去ろうとするレインをライリスが引き止める
ライリス「レイン・・・あなた、たった一人でヤクザの巣窟に出向いて・・・今回は負傷することがなかった
 からいいものの・・・今後、もう二度とこんなことはしてはいけませんよ。」
レイン「あ〜〜、はい。」
ライリス「その気のない返事は何ですか!?」
レインのそっけない返事に対しぐあっと凄い剣幕で怒り立てるライリス
レイン「はっ・・・はいッ!!」
ライリス「大体あなたはですね・・・体育の成績はいいとして・・・」
がみがみくどくど・・・
・・・その後、ライリス先生にこってり、みっちり叱られる羽目になったレインであった・・・
※ちなみに、とばっちりを食わないように、けいは真っ先に、他の面々も脱兎のごとくエスケープしていたり
 しますが、フィルだけは律儀にその場に残っていたりします。
・・・こうして・・・龍桜中幇りゅうおうちゅうほうを壊滅に追いやったレインは・・・ライリスによって追いつめられることになった
のであった・・・


END

前の話へ 戻る 次の話へ