Last Banisher
放浪の49 〜羨む眼鏡っ鬼〜



打倒ローズに萌える・・・じゃない!燃えるアテナ・・・早速艦で追撃を行うも・・・方向音痴でなかなか
辿り着けない・・・アテナの今日はどっちだ!?
ウラヌス王国、ミランダ
アンナ「さぁ!ここよ!アメン拉麺」
ドオオンッ
ローズ「・・・」
ロードス「・・・イヤな予感がする・・・」
目の前に聳えるのは・・・『アメン拉麺』との看板が立っているピラミッド
ユノ「ものすっごく個性的な拉麺屋ですね」
ローズ「お前の言った『アメン神を練りこんだかのごとく麺とラー神を煮詰めてとったかのごとくダシ』っての
 なんだか逢っている気がする・・・」
アンナ「ブ〜!ハズレ!正解はアメン神を煮詰めてとったかのごとくダシとラー神を練りこんだかのごとく麺
 でした。」
一同「同じようなモンじゃねえかぁ!!!」
アンナ「これがウマイのなんのってみんなむせび泣いて帰るんだから・・・」
ロードス「別の意味でむせび泣きそう・・・」
アンナ「さ、行くわよ!!GO!!」
そのころ・・・
アテナ「・・・ううう・・・おなかが空きました・・・腹が減っては戦しか出来ないって言いますし・・・
 近くで食事でも取りましょう・・・」
※いや、逆だ!腹が減っては戦は出来ぬだ!・・・まぁ、確かに腹が減ると殺気だって戦しか出来ない
 といわれればそうかもしれないが・・・
一方・・・アメン拉麺
*「へい!おまち、太陽神の如く熱いから気ぃつけな」
ロードス「どんな熱さだよ!!」
アンナ「さぁ!力一杯喰うわよ!!」
ローズ「もっと他のことに全力出せよ・・・」
ズルズルズルズルッ・・・
別のカウンター席でも・・・
アテナ「頂きますぅ〜」
ズルズルッ
※眼鏡かけてるお前が拉麺食べるのはちょっとヤバイんじゃないのか?眼鏡が曇って外したりしたら・・・
アテナ「曇り止め付きの眼鏡ですから大丈夫じょぶじょぶ!!」
ローズ「・・・マズくは・・・無いよな?」
ロードス「うん、ウマイといえばウマイが・・・」
ローズ、ロードス「アメン神を煮詰めてとったかのごとくダシとラー神を練りこんだかのごとく麺の拉麺って
 聞いた後だけになんかマズく感じる・・・」
ユノ「・・・それは言えますねぇ・・・」
食事も終わり・・・
アンナ「さ!次行くわよ!次!!」
ローズ「次・・・って!?」
アンナ「そうねぇ・・・」
アテナ「ごちそうさまでした・・・」
とててて・・・
*「おおい、お嬢ちゃん、忘れ物だよ〜〜」
縮退刃の忘れ物・・・
アテナ「あはは・・・つい、うっかり・・・」
*「で、もう一つ忘れ物!!」
アテナ「はい?何でしょう?」
*「お勘定ぉ!!」
ユノ「あれ?」
ローズ「ん?何?」
縮退刃を見つけ・・・
ユノ「間違いないです。トール皇帝の側近の証、縮退刃です」
一同「ええ!?」
アテナ「あ・・・」
こっちに気づいたのかやってくる
アテナ「あなたがローズさん?」
ローズ「だったら何?」
アテナ「ちょっと眼鏡コレ持っててくれません?」
ローズ「???」
眼鏡を手渡し・・・
ズゴゴゴゴゴッ
ロードス「なな・・・何だ!?この殺気・・・ってか気迫・・・」
アテナ「ローズ!!キサマァ!!!ブッ殺す!!!」
ビシッ
縮退刃を突きつける!!
ローズ「ななな・・・なんでやねん!!!」
一同「お前何かしたのか!?」
ローズ「するわけないだろうがぁ!!お前もお前で一体なんで俺を!?」
アテナ「あああ?んなこと決まってるだろ!!!」
一瞬凄んだ後・・・
アテナ「・・・何でしたっけ!?」
一同「知るかいっ!!!」
チャッ
ローズ「あっ」
とりあえず眼鏡をかけなおし
アテナ「う〜〜ん、思い出すまで同行してもいいですかねぇ?」
ローズ「何でやねん!!仇っぽいヤツと同行するヤツがいるかよ!!」
アテナ「はえ?いないですかぁ?」
ロードス「やれやれ・・・また変なのが増えたな・・・」
ローズ「って待て!!」
アテナの天然に助かったローズであった・・・


END

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