微朱主と刺舞鴉(
※吐血+剣が突き刺さっていたりします。そんな感じの絵が嫌いな方はすみやかに退出してください。そうでない方はどうぞ・・・
鳥モモさんからいただきました〜。Eighterより微朱主(VS刺舞鴉(の死合の果てです。
不死身と不死身ではないが不死身に匹敵する力を持つものとの戦い・・・それはもう死闘に次ぐ死闘・・・
生命の競り合い・・・と、言うわけで創作意欲が湧いてきたのでEighter本編では語っていない
微朱主(と刺舞鴉(の死合の一部始終(と、言うか結末)をSSにしてみました。
特別掲載SS
〜死合の果て・・・〜
微朱主(と刺舞鴉(・・・両者が死合ってから何日が過ぎたであろうか・・・天は砕け、大地は裂け、生き物は
死に絶え・・・それでもなお両者の死合は続く・・・
微朱主(「まだ分からぬか?貴様の氷点では我を斃すことは出来ぬ!」
刺舞鴉(「どうかな?徐々に効き始めているのではないか?」
そこは・・・死と氷と破壊に彩られた世界・・・
微朱主(「フン、このような氷などと蚊ほどにも感じぬ!」
刺舞鴉(「・・・まぁいい・・・次で滅びてもらうぞ・・・微朱主(」
微朱主(「生き残るのは我・・・滅びるのは貴様・・・」
ドウッ
両者距離を取る・・・残された力から見てもこれが最後の一撃となろう・・・
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
刺舞鴉((我は氷・・・全てを永久の氷点へと誘うためにここにある・・・)
微朱主((我は究極・・・全ての存在を滅ぼしつくすためにここにある・・・)
微朱主(「存歿詠斃戮(!」
ドオッ
相手の存在を消し去る破壊のオーラを剣に込め、2つの剣閃として一気に解き放つ
刺舞鴉(「恒冰毀蹟綴(!」
ギュオアッ
凍れる闘気の刃で奇蹟すら凍りつかせ、打ち砕く
微朱主(、刺舞鴉(「うおおああああああ!!」
ガカアッ
刺舞鴉(「殺(ったぞ!微朱主(!」
ドンッ
ザガスッ
互いに深く突き刺さる相手の刃・・・傍から見れば相打ちであろう・・・
刺舞鴉(「・・・相打ちか・・・それも悪くない・・・」
微朱主(「忘れたか?我は不死身ぞ・・・不死身の我を斃すことは不可・・・」
刺舞鴉(「堕ちたな・・・微朱主(・・・神は・・・己の力に溺れ・・・そして滅んだ・・・微朱主(、お前もまた
然り・・・究極たる力、不死身に溺れて・・・そして・・・滅びるのだ!」
微朱主(「戯言を・・・我は究極・・・破壊を知り、極めし神、故に究極の破壊神・・・滅びよ刺舞鴉(!」
ドンッ
刺舞鴉(「ご・・・あ!?」
刺舞鴉(を貫く微朱主(の刃・・・刺舞鴉(・・・ついに滅ぶ・・・
微朱主(「フ・・・フフフ・・・フフフフフ・・・」
ビシビシビシッ
微朱主(「な・・・に!?」
突如微朱主(の体にヒビが入っていく・・・刺舞鴉(のつけた傷口から・・・全身に・・・
微朱主(「な・・・ぜだ!?・・・我は・・・究極・・・」
ズドバスッ
微朱主(「え?」
そして、一瞬の閃光・・・微朱主(の体が切り刻まれる
*「・・・」
微朱主(「我を・・・一瞬で・・・貴様ら・・・一体!?」
*「・・・お前は不死身・・・死しても滅びてもじきに黄泉帰る・・・」
*「ならば・・・お前を封印する・・・」
目の前に立つ紅き神と蒼き神・・・
微朱主(「紅と・・・蒼の・・・神・・・ま・・・さ・・・か!?」
*「眠りなさい、微朱主(・・・私たちの子供をこれ以上殺さないように・・・」
微朱主(「やはり・・・お前ら・・・いや・・・貴方様は・・・!?」
ズガカッ
光とともに無数に分断される微朱主(
*「・・・封印は・・・終わりました・・・」
*「・・・では、帰りましょう・・・」
*「ええ・・・」
紅と蒼の神は帰っていく・・・その場所に残された刺舞鴉(の肉体は・・・深淵王(が横領・・・いずれ来る
四星天剣(との決着にそなえた兵器の開発のために使われた・・・だが、実験は失敗し、刺舞鴉(の体は封印せざる
を得なくなったのだが・・・それはまた別の話・・・
・
・・
・・・
話は戻って・・・
*「施流氣斗(、禍閼離夷(・・・」
施流氣斗(、禍閼離夷(「はっ・・・」
*「ご苦労であったな・・・」
禍閼離夷(「いえ、全ては全ての母なるもの、裏無流帝(様の切なる願い・・・」
施流氣斗(「裏無流帝(様・・・」
裏無流帝(「施流氣斗(・・・」
施流氣斗(「よろしかったのでしょうか・・・微朱主(を滅ぼさなくて・・・」
裏無流帝(「・・・施流氣斗(・・・お前たちが微朱主(によって子供を殺されることを憂うように、私も子供が
殺されることを憂う・・・分かるだろう・・・せっかく創り上げた子供だというのに・・・殺さなくては
ならないとはなんとも心の痛いことだ・・・」
施流氣斗(「はっ・・・申し訳ありませぬ、裏無流帝(様・・・」
深々と頭を下げる
裏無流帝(「良い。面を上げよ施流氣斗(・・・」
施流氣斗(「はい・・・裏無流帝(様・・・」
禍閼離夷(「微朱主(は封印、微朱主(八命神は刺舞鴉(の手によって壊滅、これまた封印されましたが・・・滅壊(
四魔貴族が残っております・・・」
裏無流帝(「親を失えば子は路頭に迷うもの・・・しかし、あの子らならいずれ・・・親を黄泉帰らせることも
可能か・・・」
禍閼離夷(「心配には及びません、裏無流帝(様・・・微朱主(封印の記録には手を加えておきました・・・
たとえ記録どおりに封印を解いたとしても、微朱主(は黄泉帰りません・・・」
裏無流帝(「・・・そうか・・・」
二度と微朱主(は黄泉帰らない・・・もし黄泉帰れば微朱主(はまた世界の破壊を続けるだろう・・・そうなれば
その時こそ引導を渡さなければならない・・・せっかく創ったものを殺さなくてはならないとはなんとも
悲しきことか・・・だから・・・彼らの施した封印が解かれる事は無いはずだった・・・
・
・・
・・・
否、彼らの封印は彼らが解くことは決して有り得無い。だが・・・滅壊(四魔貴族は違う。微朱主(復活を待つもの
にとって封印を解くことなど造作も無いことだったのだ・・・
そしてついに微朱主(は復活を遂げてしまうのだがこれもまた別の話・・・
ここからちょいとネタバレ・・・
施流氣斗(、禍閼離夷(、裏無流帝(は全てを創ったいわば数多の神々の頂点に君臨する神です。正確に言うと
裏無流帝(が全てを創り上げた神であり周りからも『全ての母なるもの』と呼ばれている。施流氣斗(は別名
天覇紅蠍王(と呼ばれており、全ての存在の癒し、再生を司る存在、禍閼離夷(は蒼衣染血王(と呼ばれており、
全ての存在の破壊、死を司る存在。この2人が居ないことには生も死も存在しないこととなる。(う〜〜ん、
なんだかすごいことになっているなぁ・・・)
もひとつおまけに・・・神に女が多いのは女性は男性と違って『創り出す』コトが出来るからです。ええ、
決して女の子が好きだからなんてそんなフザけた理由なんかじゃあ、ありませんよ(汗)
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