#5
福岡県にある三輪中学……そこは校長が暴力団を駆使して全てを牛耳る悪夢の学校……
しかし、その悪夢を打ち破るべく、ついに生徒が立ち上がった……！？
福岡県、三輪中学
生徒「行くぞ！みんなぁ！」
一同「おおお〜〜〜〜」
手に木刀やら改造エアガンやら……約一名真剣を持っていたりするが……まぁ、突撃する生徒一行
ドドドドドドッ
合羽昭博（かっぱ・あきひろ）「来おったかぁ！愚かなクズども！！」
返り討ちにしてやるわ！水虎組のものども……行け！と指パッチンを行うのだが……
シ〜〜ン
一同「……」
何も起きないのでちょっとだけ構えていた生徒一行も……また、昭博（あきひろ）も本人も沈黙せざるをえない……
教師「なっ……長官……コレは一体どういう……」
水虎組を当てにしていた教師もこれには騒然……
昭博（あきひろ）「馬鹿な……どうした！？水虎組……応答しろ！……何があった！？」
教師「まさか……福岡県警が！？」
昭博（あきひろ）「ハッ……あんな無能集団に我が水虎組が劣るとでも……」
教師「……で、ですが……」
生徒「みんな……何はともかく、今がチャンスよ！」
一同「……おおぉ〜〜〜！！」
ドドドドッ
かくて、生徒一行は雪崩れ込む……
昭博（あきひろ）「くそがぁ！！」
……一体……水虎組に何が起こったのか……
・
・・
・・・
ここで、話はちょっと前に戻ります
福岡県、三輪中学付近
上（かみ）総介「さて、俺は福岡県警を率いて水虎組を一掃する。そこでお前は……」
白拍子かんな「はい、分かってます。合羽氏ですね？」
総介「フッ……言うまでもなかったな……おまえの超運ならば……」
山咲（やまざき）桜「警部……」
総介「行くぞ……山咲（やまざき）」
桜「はい」
タタッ
かくて、総介は単身（桜もいますが）水虎組に乗り込み、その一派を捕縛。構成員全部を福岡県警に突き出した
のであった
※総介の活躍とか、水虎組のやられる瞬間とか、全て割愛されてますが、別に構いませんよね？
……そして、話は現在に戻る……
福岡県、三輪中学・校長室
昭博（あきひろ）「ぬぬぬぬぬ……何故だ！？何故応答しない！？！ええい……この役立たずが！！」
教師「ちょ……長官……ヤツラ……そろそろ校長室（こっち）へ来ますよ……」
昭博（あきひろ）「だったらお前が時間稼ぎしておけ！体育教師の端くれだろうが！！」
教師「はっ！分かりました、不肖、冨将（とみまさ）五郎、これより修羅に入ります！」
ビシィっと敬礼し、彼は竹刀を構えて校長室を後にする
タタッ
昭博（あきひろ）「フッフッフッフ……いかにヤツでも生徒全員を相手にはひとたまりもあるまい……だが、時間稼ぎ
　にはなるな……」
この漢、腹心のような部下でさえ、最初から使い捨ての駒にするつもりである

#6
昭博（あきひろ）「……さて……」
ガラッ
すっ
机の引き出しの中から布にくるまれたあるものを取り出す。
昭博（あきひろ）「とうとうコレを使う日が来たか……この……蘆駑座（アヌザ）の秘宝を！」
かんな「蘆駑座（アヌザ）……八百万の罪を作りし世界の忌子……怒愛座（ヌァザ）世界に破滅をもたらした邪神の……力か」
と、そこへ何の前触れもなく、更に茜瑙哭（セドナ）覚醒状態のかんながふらりと現れる
昭博（あきひろ）「なっ……ななな……何だ？お前は！？」
突然の出来事に驚きを隠せない昭博（あきひろ）……
かんな「……あなたを倒すもの……醜きものを滅すもの……美しきものを愛すもの……『位』……」
昭博（あきひろ）「ハッ……何をワケの分からないことを……フン、まぁ、いい……どこから入ったかは知らんが……
　貴様は真っ先にこの俺様がぶち殺す！」
バキャッ
と、言い終えるなり、蘆駑座（アヌザ）の秘宝を握りつぶす昭博（あきひろ）
※よくそんな握力があったものだ……などと突っ込まないこと。
昭博（あきひろ）「うおおおおおお！！」
ゴドガッ
校長室全体に邪悪が満ちる
かんな「……やはり、ここでは死合うには無理があるか……」
ヴオムッ
かんなはぽつりと漏らし、そのままOCTUで歴史の墓場へと転移する
昭博（あきひろ）「……ほう？……これはこれは……なるほど、ここならばいくら破壊しても問題ないというわけか
　……フフフ……行くぞ！名も知らぬ女よ！」
ドッ
瞬時に間合いをつめ、爪で襲い掛かる昭博（あきひろ）
かんな「……」
ギンッ
だが、それを無言で神滅超越者（ラグナロクエクセル）で受けるかんな
※ところで……蘆駑座（アヌザ）の力が覚醒する前に相手をノせば全ては簡単に終わったのではないか……などと
　突っ込んではいけない。そこはやっぱり、茜瑙哭（セドナ）なりに美学があるんですよ、きっと……多分。
かんな（蘆駑座（アヌザ）……怒愛座（ヌァザ）をまだ恨んでいるのね……それほどまでに神々の王にこだわっているのか……
　創造神に作られた神が創造神に成り代われると……）
蘆駑座（アヌザ）（無論！現に今、怒愛座（ヌァザ）世界を纏めているのは窿那坎（ルダーナ）である！我が滅びていなければ……我が……
　我が怒愛座（ヌァザ）世界の王になっていた！だからこそ……我は……）
かんな「……そう……」
そして……蘆駑座（アヌザ）との会話……かんなはどう決着をつけるつもりなのか！？


続