Eighter -Grand Harmonise-
9ther 〜四堕天しだてんは復活せし A〜



#0
世間を敵に回したかんな……?……そう仕向けた元凶は皎白の遮蔽ホワイトアウト留狩姉妹るがるツインズ……Eighter本部へ急襲した
2人は與鷹よたか、を傷つけ……かくて、それにキれたかんなは来襲……2人を致死突破滅殺オーバーキルしようとするが……
與鷹よたかの言葉に我に帰る。

#1
天四斗あまよと、Eighter本部
梓與鷹よたか「……どうやら、騒動は治まったみたいだな……」
白拍子一族こそが世界の敵……そんな騒動も……留狩姉妹るがるツインズ撃破後、とある白拍子一族の女の演説というか、
独演により、事態は鎮圧へと向かう……
白拍子かれん「……流石……まさか、あんな方法で世界を鎮まらせるだなんて……」
冷や汗をかきながらかれんが呟く……
※ちなみに、その『白拍子一族の女』というのは、そのうち出てきますので……
百鬼あろえ「やっぱり、白拍子の者を敵に回すとロクなことがないんですね……」
かみ総介「……」
山咲やまざき桜「……ところで、かんなさんの容体は?」
ここで、この場にいないかんなの身を案じる桜……と、いうのも、留狩姉妹るがるツインズたおしたかんなは與鷹よたかの呼び声に
正気に戻った途端、その場にくずおれ、かれこれ3日は眠り込んでいるのだ……
與鷹よたか「まぁ、前にもあったが……力を使い過ぎたってことで……そろそろ起き上がってきてもいいんだが
 ……」
かれん「……ま、あれだけの力出したんだもんね……」
一同「……」
総介「……強き力には見返りがある……か……まぁ、そんなものだな……」
総介が綺麗に纏める……
・
・・
・・・
その頃……
某所
空乃裕子「ちょっと、どういうこと!?あっけなくたおされちゃったんだけど……四堕天しだてんのみなさん……?」
歳殺陽天さいさつようてん「大丈夫だ……全ては計画のうちよ」
裕子「本当?」
※いつの間にか復活しちゃっている四堕天しだてん……やはり、9人の刺客は時間稼ぎにしか過ぎなかったということか
 ……
歳刑星天さいぎょうせいてん「ああ、ヤツらは捨て駒に過ぎんからな……」
裕子「捨て駒……ってそんな簡単に……」
若干……彼らを信用していいのかしら?と疑問を持ち始める裕子……
黄幡暗天おうばんあんてん「我々が復活するまでの時間稼ぎだった……丁度いい……と、いうことだ……」
太陰邪天だいおんじゃてん「だが……我々が復活したことで……月天げってんに居場所を気づかれたかもな……」
そして、一番の懸念がここに……
歳殺陽天さいさつようてん「心配いらん……」
黄幡暗天おうばんあんてん「……ああ、たおせばいいことだ……」
裕子「……はぁ……」
*「どうした……?」
四堕天しだてん「は、牡鴉モア様……」
ババッ
そこに……紛れもなく牡鴉モアの声が……四堕天しだてんは速やかに平伏する

#2
裕子「……大丈夫なんでしょうね?陰轟留牡鴉アンゴルモア……」
歳殺陽天さいさつようてん「様を付けろ!無礼者が!」
陰轟留牡鴉アンゴルモア「……い……裕子よ……何がだ?」
裕子「何がって……そりゃもう、決まっているでしょ……qしろき約束の大地よ!!」
陰轟留牡鴉アンゴルモア「お前がそんなことを心配しなくていい……」
裕子「……はぁ……」
陰轟留牡鴉アンゴルモア「私が復活したあかつきには世界は浄化され、そしてお前の言うqしろき約束の大地が出現するであろう
 ……」
裕子「……」
四堕天しだてん「全ては、qしろき約束の大地の為に!!!」
裕子「そうよ!!……全ては、qしろき約束の大地の為に!!!!!」
※しつこいようですが、裕子の言う『qしろき約束の大地』と牡鴉モアの言う『qしろき約束の大地』は意味が違います。
 え?どこがどういう風に違うかって……それは今後のお話にて明かされる……かもしんない。
 (おいおい、明かされなかったら意味無いじゃん!!)
……ま、そんな些細なことはおいといて……
※全然些細じゃねぇし!!!
・
・・
・・・
話はEighter本部に戻ります……
天四斗あまよと、Eighter本部
白拍子かんな「……おはよござい……ました……」
一同「……いや、あの……かんな!?」
かんな「ふぁ〜〜〜、よく寝ました……」
ズズ〜〜ン
與鷹よたか「な……なんだ!?」
かんな、復活……と、共に近くに衝撃が走る
かんな「来ましたね……四堕天しだてん!!」
窓の外を見るかんな……そこには……四堕天しだてんが屹立している……
與鷹よたか「なっ……四堕天しだてん!?」
歳殺陽天さいさつようてん「フフフ……かんな……」
歳刑星天さいぎょうせいてん「今回は宣戦布告のみよ!」
黄幡暗天おうばんあんてん「……戦いは……紅の墓標にて行う……」
太陰邪天だいおんじゃてん「……待っているぞ……歳殺月天げってん!!!」
フオッ
そういい残し、消える四堕天しだてん
総介「……皎白の遮蔽ホワイトアウト四堕天しだてんか……やれやれ……賑やかになってきたな……」
かれん「賑やかって……」
かんな「じゃ、早速行って来ます……」
かれん「いや、行ってきますって……かんな……大丈夫なの!?」
かんな「はい。大丈夫です」
與鷹よたか「……大丈夫ってんなら、いいんだが……」
かんな「……大丈夫です。ですから、リーダーは安心していてくださいね」
與鷹よたか「お、おう……」
かれん「ま、心配要らないって……私も行くから」
一同(そっちの方が心配な気が……)
紅の墓標へと向かうかんなとかれん……裕子の野望は止められるのか!?……そして、牡鴉モアは……


続

前の話へ 戻る 次の話へ