Eighter -Extra Voyage-
40ther 〜謎の自殺とイジメ B〜



#3
 イジメによる自殺……は自殺なのだが、自殺したのは被害者ではなく加害者だった!?……一体、彼は何が原因
で自殺してしまったのか!?
ここに、『イジメによる自殺だが、原因は不明』というおかしな事件が発生した……
*「昨日高岡で起きた自殺ですが、イジメによる自殺だとは分かっていますが、その原因は全く持って不明です」
一同「はぃいい!!?」
 そんなふざけたかのようなニュースが流れ……イジメによる自殺なんだから、原因はイジメだろうが!と苦情が
殺到する中……
 富山県、富山県警
志摩椅埴亜(いじえ)「やはり、導考えても、イジメっ子である鳩山閣次(きゅうやま・かくじ)が自殺する動機は見つからんな……」
警官「志摩警部……」
 捜査は難航し……座礁する……ここでこそ、運の女神の使いどころでしょう……と皆が思い始めたその次の瞬間
……1人の……生徒がやってくる
*「きっと、僕が……僕があんなことをしたから……」
 やや傷だらけの生徒……しかし、彼は鳩山閣次(きゅうやま・かくじ)と同じく高岡南高校の生徒であることはその制服から伺える……
※ちなみに、彼は名前を森頸創汰(もりくび・そうた)と言う
椅埴亜(いじえ)「……き、君は……」
警官「志摩警部……この生徒は確か……毎日のようにホトケにいじめられ続けていた被害者ですよ……」
椅埴亜(いじえ)「ぬぅ!?……」
警官(被害者が加害者を殺した!?……それは、よくある話だが……被害者におびえて加害者が自殺した……なん
て話は聞いたことが無い……)
 そして……そんな無能警官の思い込みなど軽く無視して創汰(そうた)は語りだす……

 それは……閣次(かくじ)が自殺する数日前の出来事……
 富山県、高岡南高校
鳩山閣次(きゅうやま・かくじ)「おう、テメェ、またここに来たのか!?森頸ぃ!」
森頸創汰(もりくび・そうた)「いや、だって俺、ここの生徒だし……来るのは当然……じゃん?」
閣次(かくじ)「テメェなんかなぁ!あの世の高校に通ってればいいのよ!!」
一同「あ……あははは……そりゃ……傑作だ!」
 一同も笑っているのは……この学校で……彼に逆らえば漢なら殺され、女なら犯されるから……皆誰しも彼の暴
力におびえていたのである……
創汰(そうた)「……」
 だが、創汰(そうた)は怯まない……この……味方が誰1人としていない学校で……孤立していようとも……
閣次(かくじ)「あ?何だ?そのツラ?俺とやろうってか!?ああああ!?」
 ドゴシャアアッ
創汰(そうた)「ぐふ!?」
 しかし、威勢は良くても殴り飛ばされる創汰(そうた)
閣次(かくじ)「あははは……テメェなんか生きている価値もねぇんだよ!」
創汰(そうた)「……」
 ぴくぴく……
 だが、彼にも限界というものがある……そして……散々イジメられ続けてきた創汰(そうた)だが……ついに、キれたので
あった……

#4
閣次(かくじ)「ああ、てめぇ、またここに来たのかよ!?」
 翌日も彼はいつもと同じように登校し……
創汰(そうた)「……」
 もくもくと竹刀を組み立てる創汰(そうた)
閣次(かくじ)竹刀(それ)でやるってか!?ハッ!体育の成績が1のテメェに俺に……」
 キンッ
 ブシュアアアアッ
閣次(かくじ)「へ!?」
 光が走り、血が噴出す
一同「な……なんだ!?今の!?」
 生徒のどよめきが……消える
創汰(そうた)「……どうも、生命がかかった死合じゃないと、やる気が起きないんだ……」
 スラリッ
 竹刀の中には真剣が仕込まれていた
閣次(かくじ)「よ……よせ……お前……殺したら……殺人」
創汰(そうた)「大丈夫……確かに色々な殺人剣を身につけているけど……だからこそ、ギリギリ殺さずに生かす剣も身につ
けているから……」
 ジリジリと迫る創汰(そうた)……
創汰(そうた)「それに……そっちが悪いんだよ……だから……これからはいじめられていた分は全部返してあげるからね…
…」
 狂気じみた笑顔で迫る創汰(そうた)
閣次(かくじ)「う……うわあああああ!!!?」
 本気で後退る閣次(かくじ)
閣次(かくじ)(こここ……この漢……マジ……だ!!)
創汰(そうた)「じゃ、いくよ〜〜〜」
 キュオアアアアッ
 ズバシュアアアアアアアッ
 不気味な剣閃、走る血潮……
閣次(かくじ)「うおああああああ!!!?」
一同「ひぃいいい〜〜〜〜!!?」
 一気に形勢逆転……いままでイジメられていた生徒が……虫も殺さない人殺しだったなんて……と一同は血の気
が引いていく
閣次(かくじ)「じょじょじょ、冗談じゃねええ!!!」
 ドダドダドダドダッ
 そして……そのまま脱兎のごとく逃げる閣次(かくじ)であった……

 ……そして……
 鳩山家、閣次(かくじ)の部屋
閣次(かくじ)「ヤ……ヤベェ……明日……行ったら……こここ……殺され……ばばば……馬鹿……な……馬鹿な……馬鹿な
馬鹿な!!おおおおお、俺が恐れているだとおお!?ああああ、あの……クズをおおお!!!?そそそ……そんな
ことぉお……」
 ガシイッ
 近くにあったカッターナイフを手に取る
閣次(かくじ)「あってたぁあああまるかあああ!!!」
 ズシャアアアッ
 絶命……
 ……と、言うわけで回想を終える創汰(そうた)……
一同「……」
 と、言うわけで……事件は……終わった……
 ……全国のイジメっ子のみんなも気をつけよう……もしかしたら、そのイジメられている子は生まれながらに人
を殺す才能を秘めた修羅かもしれませんよ?
※いや、この〆も何なの!?


END

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