Eighter -Extra Voyage-
33nder 〜遺失電脳を探して B〜
#3
羅漢の恋人である舞は羅漢の残した資料をもとに、消滅していない全ての存在情報を復元できる九大オーパーツ
CPが1つ、ニライカナイを求めてウルスサスカへと訪れたのだが……ウルスサスカの思念体は彼女に
ニライカナイを使う資格なしと判断する……はたして……
*(お前のようなものに預けるために我はここへいるのではない!帰れ!!)
剣舞「フン、ただで持ち帰れるなんてハナから思っていないわ!」
ズアッ
鞄から剣を取り出す舞
舞「丁度いいわ……来る途中で見つけたこの三種の魔神器が1つ……魔叢闇剣(……試させてもらうわ!」
*(……死んでも恨むなよ……)
舞「そっちこそ、いつまでも現世に留まってるんじゃないわよ!!!」
ゴアアアッ
その会話を最後に、亡霊が一気に舞に襲いかかる
舞「……フンッ」
ズバシャアアッ
*(なっ……にぃ!!?)
舞「とっとと成仏しなさい!この怨念どもッ!」
ザシャアッ
バシュアアアッ
襲いかかった思念体だが……しかし、それらは次々に魔叢闇剣(の前に斬り裂かれ、消滅していく
*(馬鹿な……あの刀は……霊体を……!?)
*(違う……アレは……全てを消し飛ばしている……)
*(そんなオーパーツが……まだこの世界に!!?)
慌てふためき、騒ぎ出す思念体……それを無視して迫る思念体を片っ端から斬り滅ぼしていく舞
舞「私の邪魔をするものは……神だって殺して見せる!」
バシュウウッ
ズシャアアアッ
*(くっ……)
*(我らの魂を……記憶を……思い出を否定し、消し去っていく……)
舞「ほらほら!死にたくなかっら、とっとニライカナイのもとへ案内しな……」
*(待て……)
と、思念体が決死の特攻を極めようとしたそのとき、奥より声が響く
一同(ショー・ウ・ネィルロ様……)
ずずずずずずずずっ……
舞「な……何!?」
そして、奥より、厳かな気配と共に、それはやってきた……
ショー・ウ・ネィルロ(……皆を下がらせろ……)
*(し……しかし……)
ショー(既に死した身とは言え徒に滅びることは許さん……)
*(は……は……)
スウウウウッ
そして、続々と集まっていた思念体は消え、ショーのみが残される……
ショー(これ以上、我が国の……民を……魂を、想いを消すことは赦さん……)
舞「……とうに滅んだ人間が……何を言うの!?」
まぁ、いいわ、アンタがボスなら、アンタを斃せばすむだけの話でしょ?と舞は不敵に笑う
#4
ショー(……お前は私が止める!)
フオオオオオッ
そのままどこからともなく、双剣を手にショーは語る……
舞「止める!?……ハン、既にあなた達の時間は止まっているのよ!!……死人は大人しく、黄泉の世界へ帰って
なさい!!」
ゴアッ
一足飛びにかかる舞……しかし、ショーは微動だにせず……
ショー(破ッ!)
ズドオオオンッ
舞「ぐ……くぅ!?」
ショーの間合いに入り、捉えた……かと思いきや、双剣の剣圧によって弾き飛ばされる舞
ズザザザザッ
舞「……その程度でっ!」
ダンッ
すぐさま体勢を立て直して斬りかかる舞
ショー(フッ……)
すっ……
ズドンッ
だが、またしてもカウンターを喰らう舞であった……
舞「く……う!?」
ザッ
ショーの強さを前に、若干後退る舞
舞(何なのよ!?アレは!!?)
そのままショーを睨みつけていると、ショーは語る
ショー(ニライカナイを諦めれば……これ以上の攻撃はしない……)
舞「ふざけないで!私はニライカナイを求めてここまで来たのよ!!今更引き返せるわけないでしょうが!」
ぐごごごごごごっ
舞の怒りと共に……邪悪な氣が魔叢闇剣(を覆う
ショー(ならば、死ぬがいい!!!)
ぐおっ
対して、ショーは双剣を上段に構え氣を集める
ショー(憤ッ!)
ズオアッ
そして、今まで後の先で相手を返り討ちにしてきたショーがはじめて先の先を取る……
舞「あああああああ!!」
ゴギュウッ
集めた氣を一気に解き放つショー……しかし、それを難なく躱(す舞
ショー(な……にぃ!?)
舞「消え去りなさい!」
ズバシュアアアアッ
そして、舞の兇刃がショーを横に薙ぎ払う
ショー(ぐ……ぐおおおお!!?貴様の邪念……いずれ……その身を……滅ぼす……!)
シュオアアアアッ
かくて、ショー・ウ・ネィルロ……消滅す……
舞「うるさいわ!!」
……辺りを静寂が包む……
舞(……)
ショー以外の気配が消えてしまい、そして、自分はショーを斃した……その結果、ニライカナイがどこにあるの
かが分からなくなり、ちょっと後悔してみる舞だったが、それもつかの間……すぐさま先ほどの気配が押し寄せる
*(貴様……)
ビシッ
魔叢闇剣(を突き付ける舞
舞「あなた達……全員滅びたい!?……滅びたくなかったら、とっととニライカナイを差し出しなさい!!」
パアアアッ
指導者亡き今、彼ら思念体は泣く泣く、ニライカナイを舞に差し出す。
舞「フン、最初からそうしておけばよかったのよ!!」
……かくて、ニライカナイを入手した舞……彼女が次に行うことは……
続
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