Eighter -Extra Voyage-
26ther 〜燃焼と爆撃の狂宴 B〜



#3
 なぜ自分を置いて漆黒の撃力(ブラックインパルス)へ入ったのか……その答えを聞くべく師匠に挑む
 點才馬区段間(てんさいば・くだんま)……かくて燃と爆の師弟対決が始まったのであった……この死合の行方は……!?
鏈属帆卯鎌(れんぞくほ・うかま)「はっ!」
點才馬区段間(てんさいば・くだんま)「うおお!!!」
 ボボッ
 ガカカッ
 ズッ
 ドグウゥウオオオオオンッ
 辺りに炎と爆炎が飛び交い……次々に公園の敷地が破壊されていく
卯鎌(うかま)「ふふふ……やるじゃないか……」
 爆発を炎でガードしつつ、卯鎌(うかま)が呟く
区段間(くだんま)「はぁ……はぁ……師匠こそ……いや、さすが師匠……ですね……」
 生半可な爆発では傷一つ与えられないか……だが、それでこそ、俺の師匠……と、死合の最中、ニヤリと笑みを
こぼす区段間(くだんま)
卯鎌(うかま)「……だが……それもここまでだ!輝炎衝(きえんしょう)潤火竊(ウルカヌス)!」
 ドドドドドッ
 トドメだ!と言わんばかりに無数の炎のナイフが区段間(くだんま)に襲い掛かる
区段間(くだんま)「……う……おおおお!!」
 ドッ
 恐れもせずに炎に飛び込む区段間(くだんま)
 ボボボッ
卯鎌(うかま)「む!?」
 流石に、これは想定していなかった卯鎌(うかま)……一瞬だが、反応が遅れしまう。そして、その一瞬の隙を逃すような
区段間(くだんま)ではない……
区段間(くだんま)「でええええい!!!輝炎衝(きえんしょう)幟爆腑(のぼりばくふ)!」
 ガカアアアアアッ
 ズドッ
 グゥオオガアア〜〜〜アンッ
 爆弾を大量に投げつけ、天高い爆炎を巻き起こし、卯鎌(うかま)を巻き上げる
卯鎌(うかま)「ぐ……うおおおお……!!?」
区段間(くだんま)「これで……終わりだああああ!!!」
 ゴガアアアアッ
 さらに落ちてきた卯鎌(うかま)を殴りつける区段間(くだんま)であった……
※ってか区段間(くだんま)は爆発のダメージを受けないのか!?……いや、ここはひとつ対爆服ってのを着ているってな設定
 にしておこう。(おいおい……今更そんな後付設定……)
卯鎌(うかま)「ぐ……お!?」
 ドダアンッ
 ガードする暇もなく直撃を喰らった卯鎌(うかま)は暫し悶絶し、その場に倒れ込む
区段間(くだんま)「はぁ……はぁ……はぁ……」
 そして……区段間(くだんま)もまた、限界に近く……息を切らす
 ぶすぶすぶすぶす……
 死合の影響により……もはや辺り一面焼け野原……

#4
卯鎌(うかま)「フ……フフフフ……」
 ぐぐぐ
 区段間(くだんま)が睨みを利かせる中……ゆっくりと起き上がる卯鎌(うかま)
区段間(くだんま)「何が可笑しいんです!師匠!!」
卯鎌(うかま)「いや……見事だ……区段間(くだんま)」
 ゲホッとひとつ咳払いをし、そして、呟く卯鎌(うかま)……
区段間(くだんま)「……はい!?」
 もはや、卯鎌(うかま)に殺気はない……死合は一方的に終わりを告げたのか……!?
卯鎌(うかま)「……まだ分からんか……俺がお前の元を去り、漆黒の撃力(ブラックインパルス)へと行った理由……」
 何が起こったのか分からないでいる区段間(くだんま)……そこに卯鎌(うかま)は続ける
区段間(くだんま)「……?……どう……いう……?」
卯鎌(うかま)「……弟子がいつまでも師匠のもとにいられると思うか?」
 そして……ぽつりと呟く卯鎌(うかま)
区段間(くだんま)「……いずれ……羽ばたく時が……来る……と!?」
卯鎌(うかま)「そうだ……これはいわば俺からの最終試練……もし、あのとき、お前が漆黒の撃力(ブラックインパルス)へ行くと言ったなら俺は
断った」
 そして、卯鎌(うかま)は真実を告げる……
区段間(くだんま)「なっ!?……しかし、もしも……同じって……」
卯鎌(うかま)「それはありえん……なぜなら、俺はお前の意見の後に発言した……」
 相談してこない限り、ほぼ逆の意見を言うことは可能だ……と卯鎌(うかま)
区段間(くだんま)「……そうか……俺が行くといえば……師匠は……行かない……俺が行かないと言えば……」
卯鎌(うかま)「そうだ!」
区段間(くだんま)「じゃ……じゃ……これも……全て……卒業試験……みたいなものだったと!?」
卯鎌(うかま)「……ああ、そういうことになるな……」
区段間(くだんま)「……師匠……」
 そんな師匠の心遣いに気付かず……俺は……とがっくりと項垂れる区段間(くだんま)
卯鎌(うかま)「傷なら心配いらんよ……」
区段間(くだんま)「いえ……師匠……俺は……もっとあんたと一緒にいたい……もっと……師匠と暴れ周りたい……」
卯鎌(うかま)「つくづくわがままやヤツだ……」
区段間(くだんま)「……へへへ……」
 ぐぐぐっ
 立ち上がる卯鎌(うかま)
区段間(くだんま)「師匠!」
卯鎌(うかま)「……人類(ひと)光速(ひかり)を超え進化を目指す」
区段間(くだんま)「……緑の光が人類(ひと)を惑わせるのさ」
卯鎌(うかま)区段間(くだんま)「……君も招くよ悪夢(ゆめ)の軌道に……」
卯鎌(うかま)「點才馬……俺にはまだやらねばならんことがある……LODを使ったヤツらの末路を……見届けるという仕事
がな……」
区段間(くだんま)「……」
卯鎌(うかま)「それが終わったら……お前との戯言に付き合ってもいい」
区段間(くだんま)「師匠!!」
卯鎌(うかま)「……それまで……お別れだ」
区段間(くだんま)「分かりました。師匠!」
卯鎌(うかま)「フッ……」

 と、言うわけで、卯鎌(うかま)区段間(くだんま)はここで一旦別れることになる……彼らは……まぁ、ネタバレしちゃうとうわ…
…なにをする!やめろ……
 と、言うわけで彼らがこの後どうなるかはお楽しみである。
※……と、言うか、結局区段間(くだんま)は当分師匠離れしないんですね……


END

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