Eighter -Extra Voyage-
25ther 〜勝負師と家出少女 A〜
#0
それは、とある家出少女を捜索する依頼……のはずだった……だが、彼女は、家に帰ることを拒む。
これが彼女の生きる道……なんて感じのエピ翼鏡(
※エピ『スペキュラム』じゃなく、エピ『ソード』だからッ!!ってかアナザーストライカー!?
#1
天四斗(、Eighter本部
梓與鷹(「はぁ……家出した娘を探して欲しい?」
ある日、Eighter本部に家出少女を探してほしい……と依頼人(、愛神聖期(がやってくる
愛神聖期(「はい、こちらが娘、核羅(の写真でございます」
すっと写真を渡す聖期(
枳篤(「ふ〜〜〜ん」
差し出された写真を覗き込む一行
一同「……って何だこりゃあああ!!!!?」
その写真には……ランドセルを背負った成人女性……が写っていた。あまりの衝撃に一同はびっくり
百鬼あろえ「ええと……そのお嬢さんは一体どういった趣味の持ち主で?」
……な、何も、こんな写真を持ち出さなくても、他に写真があったでしょうに……とあろえ……
聖期(「へ!?……あ、ああ、言い忘れておりましたが、娘は……小学生です」
一同「……はい!?」
そして、父親の更なる真実に一同は驚きを隠せない
篤(「嘘だろぉ〜〜〜!!」
聖期(「……いえ、本当に……」
一同「……」
流石に、一同は沈黙……そして、暫く沈黙が続いたのち、與鷹(が口を開く
與鷹(「……ま、まぁ、世の中にはどう見たって小学生みたいな成人がいるんだから……その逆もいないことは無い
んだろうけど……」
※いやいや、どんな理屈ですか!?
雨水朧(「ああ、こういうのをアダルトチルドレンって言うのね」
一同「違う!!」
朧(「へ!?」
間違っていることに気付いていない朧(であった……
白拍子かんな「アダルトチルドレンって言うのは何も成長がずば抜けた子供のことを言うんじゃなく、頭の中が子
供と同じような大人のことを言うんですよ」
朧(「……あ、そう」
あろえ「こういう場合アダルティックチルドレンって言うのが正しい」
そして、あろえが威張りつつ新しい単語を作り出す
一同「そんな言葉は無い!!」
あろえ「ちょ、少しは乗ってよ〜〜」
#2
……その後、話は依頼へと戻り……
聖期(「……では、頼みましたぞ……」
與鷹(「は……はぁ……分かりました……やってみます……」
かくて、依頼人(は去っていく……
篤(「……なんていうか……久しぶりのまともな仕事だよな……」
しみじみ語る篤(
與鷹(「……普段アブない仕事しかしていないようなセリフ言うなよ……」
いやいや、その台詞はおかしい……と與鷹(
篤(「いや、そうじゃなくてだな……その……平凡って言うか……普段の依頼が非凡すぎてさ……」
と、ここまで言って、確かに言葉を間違えたな……と気付く篤(……
あろえ「ま、言いたいことは分かるわね。……こんな仕事はEighter(の仕事じゃない……ってね」
與鷹(「だが、ご指名とあれば……」
朧(「……ねぇ、その写真、もう1回見せて……」
と、そんな中、朧(が語る
與鷹(「おう」
シャッ
写真をトランプカッターのように投げつける與鷹(
朧(「ちょっ……」
などと、言いつつも、パシっと……受け取る朧(
朧(「……うんうん……やっぱり……」
そのまま写真を眺め、そして、確信する朧(
篤(「何だ?知っているのか?」
朧(「最近御水駈王流(って玄人(のオヒキになったって女がこの女なのよ……」
あろえ「へ!?」
朧(「う〜〜ん、依頼完了ってとこかしら……」
與鷹(「いやいや、まだ見つかったわけじゃないからそういうことも言えんだろ……」
朧(「大丈夫、大丈夫。ちょっと闘牌(の予約入れてきているから」
一同「マテヤ!」
ってなわけで一行はとある雀荘へと足を運ぶ
天四斗(、某雀荘
朧(「私とアイツとは東の朧(、南西の王流(って名で有名なんだから……」
あろえ「そんな設定あったんだ……」
※設定とか言わないでくださいよ……あろえ……
與鷹(「ってか南西って何だ?普通西だろ!!」
西の○○っていないのか!?と突っ込みの與鷹(……
※的確な突っ込みの與鷹(さん……
朧(「ん〜〜〜と……あ、アレか……」
あたりをきょろきょろ見渡し、すでに卓についている男と女を発見する
ヅカヅカヅカヅカ……
御水駈王流(「フッ……臆せずに来たようだな……」
朧(「闇の狩人だか月の狩人だか知らないけど軽くのしてあげるんだから!!」
王流(「闇テンの狩人だ……覚えておけ」
※闇テンの狩人……闇テンばかりを狙うからこの通り名がついたとかなんとか……
対峙する両者……
與鷹(「ちょっと待て……待て待て!!」
王流(「あん?何だ?アンタラ……一見(?」
與鷹(「俺たちは……その……アンタのオヒキに用があって……」
愛神核羅(「私?」
與鷹(「親御さんが心配していたぞ……一度戻った方が……」
核羅(「イ・ヤ!」
あろえ「ええ〜〜!?即否定!?」
……親元に帰る気がない核羅(……果たして説得することは出来るのか!?
続
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