Eighter -Chaos Desorder-
57ther 〜傑作の超常突撃銃Ex-アサルトライフル A〜



#0
これは、とあるバケモノなライフルのエピソード……
そのライフルがバケモノな由来は……その尋常じゃない射程距離にあった……
寧ろ、射程距離が長すぎて、使い物にならない……という欠点がありそうだが……

#1
東京都、TiTaNS日本支部研究所
TiTaNS……Tiger Tactical National Serviceの略であり、アメリカの裏社会が誇る銃器開発組織である……
※アメリカの裏社会が誇る銃器開発組織って……
*「……完成しましたよ……ククククク……これまでの常識を覆す……最高のライフル……」
*「フフ……フフフ……ハハハハ!!!」
漆黒の大きなライフル……それが、今回の事件の始まり……
・
・・
・・・
天四斗あまよと、Eighter本部
ある日、Eighter本部に依頼人クライアントがやってくる……
百鬼あろえ「はいはい?依頼の方ですね?」
*「ええ、まぁ」
あろえ「どうぞ、どうぞ、おかけください」
漢の名名前は、ナーバス・ベジェ。
あろえ「で、早速ですが……今日はどんな依頼を?」
ナーバス・ベジェ「……LRBRを知っていますか?……いや、ご存じないでしょう……」
あろえ「ラーバー……?」
ナーバス「……LRBR……Long Range Ballistic Rifle……つまり、長距離弾道ライフルです」
梔曹くちなし・つかさ「長距離……弾道ライフル!?」
聞きなれない単語に、つかさも会話に割って入ってくる
ナーバス「ええ、とある武器開発組織が作り上げた世界最強にしておそらく最凶のライフル……軍事衛星を
 利用したスコープによる標的ターゲットの確認、そして世界初の射程距離10000kmがウリのバケモノです」
つかさ「ちょっと待て……何だ?その射程距離1万kmって……ありえないだろ……」
※撃つ方も撃たれた方も即死です。……と、言うか1発打てば銃身が焼け落ちます。
ナーバス「もちろん、反動を減少させる為地面に固定て運用します」
つかさ「いや、地面に固定したところで反動を食い止めることは出来ないだろそれ……」
一体、どんなライフルだよ!とつかさがすかさず突っ込む。
ナーバス「それで、依頼というのは……そんな化け物ライフルを世間に公表させないで欲しい……という
 ことなのです。……こんなものが世間に出回ったら……」
あろえ「まぁ、大変なことになるでしょうね……確実に……」
ナーバス「ですから……」
梓與鷹よたか「……ナーバスさん……そんな銃は……実現できない……そんな威力に耐えられるものなんて
 ……」
と、ここで、與鷹よたかが、そんなライフルは存在しないのではないか?と疑問を投げかける。
ナーバス「しかし……あの漆黒の金属は……その威力に耐え切ったのです……」
與鷹よたか「漆黒!!?」
その言葉に……與鷹よたかの顔色が変わる……

#2
與鷹よたか(まさか……)
つかさ(カオサイトで出来た銃か!?……カオサイトの強度は……ダイヤの10倍だったから……)
與鷹よたか(無理……な話ではない……か……)
つかさ(リーダー……どうするんですか?もし、本当にカオサイトでそんなライフルが作られていたとしたら
 ……)
與鷹よたか(……分かってる……)
暫し、つかさと会話を行った後、與鷹よたかは引き受けることを決意する
與鷹よたか「……分かりました。お引き受けしましょう」
※お〜〜い、本当に受けて大丈夫なのか!?
ナーバス「おおお、ありがとうございます」
・
・・
・・・
と、言うわけで、ナーバスは前金を支払って去っていった……
あろえ「で、どうするんですか、リーダー……」
つかさ「相手の射程外から攻撃する……ってのは不可能だぜ……」
與鷹よたか「分かってる。だから、それを今からだな……」
※お〜〜い、何も考えずに依頼を引き受けたんですか!?
白拍子かんな「ふむふむ。相手組織はTiTaNS……アメリカの裏社会が誇る銃器開発組織で、カオサイトを利用
 した長距離弾道ライフルLRBR……ザバーニーヤという名称ですが……を試作機含めて3挺作成……」
かんながアトランティスで情報を検索しながら言う。
つかさ「軍事衛星を使って目標を補足している……って言っていたな……」
かんな「そうですね……その使用している高性能軍事衛星は、Third-Eyeとか言うらしいですよ」
つかさ「だったら、ライフルの眼を潰せば簡単に回収にいけるだろう……」
與鷹よたか「まぁ、確かにな……」
あろえ「そうと決まれば、かんな、アトランティスで攻撃を送信して」
とりあえず、ば〜〜んといっちゃってよ!とあろえがサクっと言うのだが……
かんな「それはできません」
一同「はい!?」
え!?なんで……と一行はかんなの答えに驚く……するとかんなが解説を行ってくれる。
かんな「アトランティスを使って……いえ、オーパーツCP同士なら、物質のやりとりも可能ですが……
 片方のみがオーパーツCPの場合は……」
與鷹よたか「フム。要はアレだな……FAXのない家にFAXを送信しても届かないのと同じ原理……か」
かんな「はい。そうです」
あろえ「じゃ……どうすんのよ……」
……この依頼……一体どう完遂するの!?


続

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