Eighter -Chaos Desorder-
31ster 〜漢と思い出の拳銃 B〜



#3
天四斗あまよと、某廃倉庫
梔曹くちなし・つかさ「……ここか!?」
白拍子かんな「はい。そこです」
契約の指輪にて通信を行う2人……かんなの超運サポートにより1人、いち早く、胤瓦降助いんが・こうすけの居場所を特定し、
そこへ乗り込む
つかさ「じゃ、警察を呼んでおいてくれ、俺はヤツらをノす」
かんな「はい、既に手配してます」
つかさ「……」
つかさ(運の女神は何でもお見通しか……)
ジャリッ
そんなことを考えつつ廃倉庫の中へ入り込むつかさ
*「誰……だ!?」
つかさ「通りすがりのしがないガンマン……ってところかな……」
ジャキッ
ワルサーP-99を構えるつかさ……
*「ハッ!格好つけるのもいい加減に……」
ダダダンッ
つかさ3連射トリプル・バーストが相手の拳銃を弾く
*「こ……こいつぁ!!」
*「降助こうすけさぁん!!」
ダダッ
一行、逃げる
つかさ「逃がすか……よっ……」
ダッ
つかさも後を追う
*「大変です……降助こうすけサン……」
胤瓦降助いんが・こうすけ「五月蝿い!!敵は1人だ!何をビビってやがる!?」
ジャカカッ
マシンガンを装備し……
一同「うおおおお!!!!」
ダダッ
*「死ねぇああ!!」
ダララララララララララッ
バガガガガガガガガガガガッ
銃撃戦勃発!
つかさ「くっ……」
ババッ
転がるように物陰へと隠れるつかさ……
つかさ「やはり、これを使わないとダメか……」
と、持ってきていた鬼眼鏡きがんきょうをかけるつかさ……
※あまり使いたくないようですが、まずは自分の腕を磨きたいからだそうです。
つかさ「……行くぜ!」
バッ
ダダンッ
*「ごう!?」
ダンッダンッダダンッ
*「ガッ!?」
*「ぐおあ!!?」
超高性能なスコープでもある鬼眼鏡きがんきょうのおかげで無駄なく、隙を見せずマシンガンを相手に互角、いや、それ以上
の奮闘を見せるつかさ……瞬く間に手下は敗北し……

#4
降助こうすけ「くっ……この化け物がぁ!!!
マシンガンVS拳銃……明らかに戦力はこちらの方が上だと思っていたのに、次々と部下がやられていくので
焦る降助こうすけ
降助こうすけ「……いいだろう……ウルトラセヴンのスタントアクターのサイン入りの……この、テーブルトーク
 ゲームの進化版でも食らえぇ!!!」
バッ
ズドオムッ
そして、降助こうすけはRPG-7を担いで発射
※あの、降助こうすけさん……確かにRPGはテーブルトークゲームの進化版かもしれないけど、それ、違うから……
 トマホークミサイルトマホーク位違うから!(どんな喩えだ!)……と、言うかウルトラセヴンのスタントマンのサイン
 入りって……一体誰がそんなもの欲しがるんだ!?
ジャカッ
バッ
つかさ「うおおう!」
ダダダンッ
穿ちし黄金の刃ゴールデンセイバーを装填したマガジンに変えて3連射トリプル・バースト
ガカアッ
ズオオオオムッ
降助こうすけ「んなぁ!!?ミサイルを拳銃で!!?」
さしものRPG-7もオリハルコンには敵わず撃滅……そして、呆然とする降助こうすけの元へつかさが……
つかさ「これで終わりだ!」
ドガンッ
降助こうすけ「へヴぉお!!?」
……降助こうすけ撃沈
※ちなみに、打撲で黙らせているんですよ……銃弾で黙られたら永遠に黙っちゃうからね……
う〜〜〜〜う〜〜〜う〜〜〜〜う〜
つかさ「……おっと、警官も到着か……」
ここから先は警察の仕事だろう……と、言うわけで、つかさもその場を後にする。
ナイスなタイミングで現れた警官だが、これもまた、かんなの超運の庇護によるものである……
タタッ
かみ総介(……む、あの漢は……)
総介……遠巻きに去るつかさを見る……
山咲やまざき桜「警部……?」
総介「……ん」
今はつかさのことよりも、事件……総介も現場へと急行する。
・
・・
・・・
ババッ
警官「警察だ!!お前らは完全に包囲……って……あれ!?」
全員倒れている……幸い死者はいない模様……
総介「とっとと全員逮捕して来い!!!」
一同「ははは……はいッ!!」
現場に惣介も参上し……総介におびえる警官一行はすぐさま降助こうすけとその手下どもを逮捕していく。
警官「おお!あった!!俺の拳銃……彼女からのプレゼント♪」
そして、拳銃を奪われた……とかいう警官は自分の拳銃を探し出し浮かれてみる
警官(彼女からの……プレゼントぉ!!?)
ジャリッ
総介「名里須万史なり・すまし……銃刀法違反の現行犯で逮捕だ!」
ガチャリッ
一行がどんな彼女だよ!それ!などと思っていると、そこへ総介がその警官に手錠をかける。
一同「はい!!?」
桜「……みなさん、ただのコスプレ漢と現職警官の違いもつかないのですか!?」
警官「んなっ……何ぃ!?」
そして、暴かれる驚愕の事実……
総介「ライフルマークが警察で管理しているものと一致しないのは当然だ!なぜなら、警察が管理している
 拳銃ではないからだ!!」
警官「そんな……ことがッ!?」
桜「さて、名里須万史なり・すましさん……武器密輸組織の彼女のことも詳しく話してもらいますからね……」
名里須万史なり・すまし「……ぐっ……」
総介「行くぞ……山咲やまざき」
桜「はい、警部」
……そして、武器密輸組織は壊滅に追い込まれ、コスプレイヤーと気づけなかった警官一同は減給に
追い込まれたのであった……
総介「……あの漢は……確か……」
総介……つかさのことを知っているのか!?……でも、どうして……?
この謎は……まぁ、そのうち明らかに……なるはず。


END

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