B.B.B. 激闘編
146の馬鹿 ~雪辱!…黒帝団! その8~
LODの使い方を会得した黒帝団……ついに動き出す!……かくて朔の夜叉設立者が見守る中、馬鹿一行との
雪辱戦が始まった。現在、馬脱は乗と、奴柱は奈那子と、狗訴は区段間と死合っており、嘘阿呆は卯鎌と死合い
……
天四斗、郊外・ルクシオール建設予定地
ここで話の視点は偽馬鹿へと移ります……
偽馬鹿「……」
チャキッ
刀を構えて偽馬鹿が睨みを効かせる
坂牙羅星斗「兇禍誘炳……早速この力……見せてやろうじゃねぇか!」
ダンッ
兇禍誘炳を八相に構えたまま飛び掛る羅星斗
偽馬鹿「霄凰天響!」
ドンッ
真空のオーラで具現化させた鳳凰で先手を打つ偽馬鹿
羅星斗「フンッ!躍る鴉鳳蝶!」
ザバンッ
炎を纏った刃にて鳳凰をV字に斬り捨てる
偽馬鹿「うおっ!?」
ヒュオアッ
そして、飛び込んできた羅星斗の刃を半身ずらして回避……と同時にすぐさま反撃に出る
ゴアッ
羅星斗「フン!」
ガギンッ
左手でバタフライナイフを展開し、刃を防ぐ
羅星斗「ヌルいぜ!」
偽馬鹿「チイッ……」
バババッ
すぐさま距離を取る偽馬鹿、そして追い討ちをかける羅星斗
羅星斗「おらああ!!」
ドオオンッ
羅星斗の斬り込みを回避……さらに距離を取る偽馬鹿
偽馬鹿(……兇禍誘炳……それが神器の名前か!?)
靡錬羽(……ええ、第一獄天・王帝院の神器。相手を炎へと誘う煉獄の刃……)
偽馬鹿(……なるほどな……)
羅星斗「はっは~~!!どうしたどうした!!攻めて来ないと殺すぞ!?躍る帝鳳蝶!!」
ドドンドンドンッ
無数の気功弾を撃つ羅星斗
偽馬鹿「だが……所詮は我流!」
ダガガガガガンッ
羅星斗「何ぃ!?」
迫る気功弾を全て弾き飛ばす
偽馬鹿「そこだ!」
ゴウッ
一気に羅星斗の間合いを侵食する偽馬鹿
羅星斗「甘いわ!!」
ドダダンダンッ
距離を取って回避……
偽馬鹿「……のはどっちだ!」
ズドオンンッ
羅星斗「なう!?」
ザガガガガッ
地面に刀を叩き付け、その衝撃で羅星斗を弾き飛ばす
偽馬鹿「フン!霄凰天響!」
ドギュオッ
そして、追い討ちの真空の鳳凰
羅星斗「ふざけやがってぇえ!!躍る前紋麝香鳳蝶」
バスッ
横一文字が真空の鳳凰を両断
ゴカアアアアッ
ぶつかり合った2つの力は爆発を巻き起こす
偽馬鹿「これが……神器+LODの力……」
羅星斗「神の力……大したものではないな!」
しゅおおおおお~~
そして、暫くして爆煙が晴れる……
羅星斗「フフン……神の力……見切った!!」
偽馬鹿「大口を……」
羅星斗「大口かどうかはこれを見てからにしろってんだ!躍る前紋麝香鳳蝶!」
ドドドドドッ
と、何度も横一文字を放つ羅星斗
偽馬鹿「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる……か!?」
すすすすすすっ
羅星斗の横一文字を回避しつつ距離を保つ偽馬鹿
偽馬鹿(厄介な攻撃を……)
靡錬羽(……だが……単調だ……)
偽馬鹿(……)
靡錬羽(……このような攻撃で……殺れるなどと笑止!)
羅星斗「無様に逃げ惑え!!躍る帝鳳蝶!」
ドドドドドドッ
横一文字を放つ傍ら、左手のバタフライナイフにて気功弾を放つ羅星斗
靡錬羽(挟撃か……神器以外では扱えない技をただの得物で……LODの気でコーティングしているという
わけか……)
※あるいは(羅星斗の持っているバタフライナイフに使われているという)日本刀の技術は神器に勝るとも
劣らないとか……(ンなわけあるかいッ!!)
羅星斗「おらおらおらおらおらおらおら!!どうしたどうした!?……」
偽馬鹿「……」
そう……偽馬鹿は待っているのだ……反撃の糸口を……最大の攻撃ポイントを……
続
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