B.B.B. 激闘編
141の馬鹿 ~雪辱!…黒帝団! その3~
LODの使い方を会得した黒帝団……ついに動き出す!……かくて朔の夜叉設立者が見守る中、馬鹿一行との
雪辱戦が始まったのだった……
天四斗、郊外・ルクシオール建設予定地
馬脱「……」
相変わらず目を瞑ったままの馬脱……
照桑乗「死ぬがいい!!Happy9999!!」
ズゴアッ
冱壊豺犇を上段に構えた乗+コピー達が馬脱目指して一斉に飛び掛る
カッ
馬脱「そこだ!霆虎巣窟!」
チュギョゴガアアアアッ
と、そのとき、オリジナルを見破った馬脱はいち早く動き、オリジナルめがけて雷の虎を複数解き放つ
乗「の……ごああああ!!!?」
ドダダンッダンッ
オリジナルが吹き飛ばされ、コピーたちの動きが一斉に留まる
馬脱「ふぅ……やった……か……」
乗「う……うう……」
ブンッ
苦し紛れに……最後の抵抗か……冱壊豺犇を投げつける乗
馬脱「当たらんて」
スカッ
だが、それは軽々と回避され……
パシッ
馬脱「……何!?」
背後でキャッチする音が……
紺凝禰唖(……オリジナルが……入れ替わった!!?)
馬脱「バ……カな!?」
乗「ほおおいああ!!」
ゴアッ
そして、先ほどの技が続けられる
馬脱「ち……ちぃいい……」
ドドンッガギャインッ
迫る乗達の攻撃を躱し、最小限のダメージで抑えつつ冱壊豺犇を受ける馬脱
乗「フフン……コピーはオリジナルになることは出来ない……」
乗「が、それはオリジナルが存在する場合だ!」
乗「……そうとも!パソコンでも1つのフォルダに同じ名前のものを2つ作ることが出来ないように……」
乗「オリジナルが無くなれば、コピーがオリジナルになる事が可能なのだ!!」
ご丁寧に解説する乗一行
馬脱「くそっ……本当に非常識な……」
・
・・
・・・
さて、死合の途中ですが、ここで話の視点は奴柱へと移行しまっす。
零零奈那子「この前はよくもやってくれたわね……あの一撃は第七聖典で返して
あげるんだから!」
ガシャッと第七聖典を構える奈那子
奴柱「……フン……」
樹塗甦(相手を侮っちゃダメよ……あちらさんは神器の力+LODの力を手にしているんだからね)
奴柱(神器!?……あの削岩機が!?)
樹塗甦(ええ、そうよ。どこで入手したのかは知らないけど……神気が漂っているでしょ?)
奴柱(……)
※ってか普通、神器って刀とか鏡とか……単純な構造のもので、機械、銃なんてなものは神器になりえない
と思うんだが……う~~む、神器を加工して作った兵器ってことか!?(ンな罰当たりな……)
……分かった!削岩機の『削岩杭』の部分が神器なんだ!(おい!製作者……)
奈那子「てあぁああ~~~!!!」
ゴガンッ
と、奴柱が無防備に樹塗甦を会話をしているとイキナリ突っ込んでくる奈那子
奴柱「うおう!?」
ザザッ
咄嗟に回避……と同時にブーストレベルを一気に3まで上げる
コオオオオオッ
奈那子「フン、そんな目くらましで何とかなるなんて思わないでよね!」
ザザッ
第七聖典を構えなおして様子を伺う奈那子
奴柱「おらあ!飆獅穿嵐!」
ゴギュウアアアッ
風のオーラを収束させ、竜巻を作り、解き放つ
奈那子「ふん、そんなそよ風……朱い月!」
ゴギャオアアアアッ
奴柱「な……何ぃ!?」
三日月を描くように竜巻を貫き、竜巻を掻き消す
奈那子「せぇ~~い!!」
ドオッ
そのままアッパー気味に削岩機が迫る
奴柱「ッ……ええい!」
ガギイイイッ
そして、それを受ける奴柱
奴柱、奈那子「おおおお!!!」
ギリギリギリギリ……
そしてそのまま組み合う2人
奴柱(チッ……LODと神器の力か……)
……奴柱VS奈那子……この死合、どうなる!?
続
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